豊漁に太鼓判!カツオが“安ウマ” 脂乗りバツグン「2~3割安い」(2023年5月17日)

豊漁に太鼓判!カツオが“安ウマ” 脂乗りバツグン「2~3割安い」(2023年5月17日)

豊漁に太鼓判!カツオが“安ウマ” 脂乗りバツグン「2~3割安い」(2023年5月17日)

■豊漁に太鼓判!カツオが“安ウマ”

 ドカ盛のお刺身が昼時には食べ放題になる都内の和食店です。今はマグロの値上がりでランチは赤字続き。しかし今、店を救う救世主が誕生。それは旬のカツオです。

 去年カツオは不漁となり、水揚げはおととしの半分ほどに。価格もおよそ倍になっていました。今年は本当に安いのでしょうか。

 日本一の水揚げを誇る宮城県気仙沼港では、今シーズン初めてカツオが水揚げされたばかりです。市内のホテルではその日、水揚げがあればお刺身が提供されるそう。脂が乗ってキラキラです。

 日吉丸・菅野功八船長:「小ぶりだけれどね。今年はこれからぼちぼちとれてくれれば…」

 高まる豊漁への期待。昨シーズンに比べると、半月ほど早い初水揚げです。早くも北上してきたせっかちなカツオ。漁師もびっくりの早さ。この勢いで豊漁となるのでしょうか。

■「北上しやすい」漁場も拡大

 仲買人:「非常に待ち遠しいカツオが来た。千葉県では魚がまとまって来ていたから、いずれ気仙沼にという流れが来るなと思っていた」

 豊漁になる可能性はあるのでしょうか。

 漁業情報サービスセンター、カツオ担当・水野紫津葉さん:「今年は気仙沼に順調に水揚げされる見込み」

 太鼓判を押すのは、漁業情報サービスセンターのカツオ担当・水野さんです。注目したのは海水温の高さ。

 漁業情報サービスセンター、カツオ担当・水野紫津葉さん:「伊豆諸島あたりの海域が水温が高くなっているので、カツオが北上しやすい」

 カツオは暖かい水を好むため、暖かい水に乗って東北に向かって北上してくるそうです。この春は北日本や東日本は特に気温が高く、海水温の高さに影響した可能性があります。

 豊漁になる理由はもう一つ、水野さんが注目したのはサイズです。

 漁業情報サービスセンター、カツオ担当・水野紫津葉さん:「去年はカツオのサイズが全然違った。大きいカツオ6キロ以上はなかなか東北沖の冷たい海域に入っていかない群れといわれていて、なかなか漁場が東北に寄らない」

 しかし、今年は海水温が高くなっているため、茨城沖まで漁場が広がっています。

 漁業情報サービスセンター、カツオ担当・水野紫津葉さん:「今年は漁獲状況を見ていると東北に上ってくる小型のカツオが多い。カツオの群れが東北沖に寄って水揚げされる」「(Q.今年は期待していい?)今年は期待できると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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