日韓シャトル外交再開“雪解け加速”関係改善なるか?(2023年5月16日)
シャトル外交が再開し、広島サミットでも首脳会談が行われる予定の日韓関係ですが、韓国側の狙いはどこにあるのでしょうか。
松野官房長官:「日韓関係改善が軌道に乗ったことを確認することができました」
先週、岸田総理大臣が韓国を訪問。12年ぶりのシャトル外交が大きく注目されました。ここ数年の日韓関係といえば元徴用工問題や慰安婦問題、さらに輸出管理上の優遇措置となる「ホワイト国」から韓国を3年以上にわたって除外するなど「戦後最悪」と言われるまでになっていましたが…。
この笑顔…。これまでの険悪ムードが嘘のよう。北朝鮮の核・ミサイル開発の活発化を踏まえ、アメリカも含めた3カ国の安全保障協力を強化する方針で一致しました。
韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領:「私は、かつて両国の関係が良かった時代以上にもっと良い関係を作るべきだと責任感を感じています」
さらに、共同会見では岸田総理が「元徴用工問題」について…。
岸田総理大臣:「当時、厳しい環境のもとで多数の方々が大変苦しい、そして悲しい思いをされたことに心が痛む思いです」
日本側の歴史認識を強調したうえで「心が痛む」と発言。韓国メディアも一斉にこれを報じ、後日、尹大統領も…。
韓国・尹錫悦大統領:「韓日両国が直面している困難を乗り越え、新しい未来を切り開くことができるでしょう」
関係改善をアピール。また、両国の経済団体が半導体のサプライチェーン強化に向けて検討することを明らかにしています。
そうしたなか、目前に控えているのが、主要7カ国のトップがそろう広島でのG7サミット。
松野官房長官:「今週行われるG7広島サミットの機会も含め、日韓間の緊密な意思疎通を通じ日韓関係を一層、発展させていきたい」
一気に距離を詰めたように見える日本と韓国。果たして、このまま関係改善となるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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