上皇ご夫妻“葵祭”初めてご覧に 笑顔で拍手 4年ぶりの地方訪問(2023年5月16日)

上皇ご夫妻“葵祭”初めてご覧に 笑顔で拍手 4年ぶりの地方訪問(2023年5月16日)

上皇ご夫妻“葵祭”初めてご覧に 笑顔で拍手 4年ぶりの地方訪問(2023年5月16日)

 京都の「葵祭」の会場近くには上皇ご夫妻をひと目見ようと多くの人が集まりました。

■笑顔で拍手 4年ぶりの地方訪問

 4年ぶりに“平安絵巻”が復活しました。1400年を超える歴史を持つ「葵祭」。平安装束に身を包んだ、およそ500人の行列が練り歩く「路頭の儀」は京都の初夏の風物詩です。4年ぶりの“地方訪問”。上皇ご夫妻がご覧になるなか、行列が行われました。ご夫妻が「葵祭」をご覧になるのは初めてだといいます。行列が始まる1時間前、京都御所の周りには多くの人が…。

■外国人観光客も驚きの“伝統”

 見物客のなかには、イギリスから来たという夫婦も。

 イギリスから来た人:「パレードがあると聞いたので来ました」「華やかなものが見られるのかしら」

 「葵祭」は、天皇が神社に使いを送り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈ったのが起源。そのため使者となる「斎王」は、皇女が代々務めてきました。祭りのヒロインとして知られる「斎王代」は「斎王」の代理という意味。現在は、京都にゆかりのある女性が選ばれています。

 第65代斎王代・松井陽菜さん(29):「まさか上皇、上皇后両陛下がいらっしゃるなんて思っていなかった。本当に背筋の伸びる思い。感激しております」

 十二単(ひとえ)姿で、輿に乗って登場した「斎王代」は上皇さまと上皇后さまの席の前で一礼。笑顔で「斎王代」の列を見守っていた上皇ご夫妻。「きょうは天気が良くて今までの苦労が報われましたね」「葵祭の準備ではいろいろとご苦労があったでしょうね」と話をされていたそうです。

 そして行列は、ついに京都御所の外へ…。

 イギリスから来た人:「ついに来たわ!装飾がすごいわね」

 その時、思わぬ事態が。見物客たちの前に、なんと路線バスが止まってしまいました。ハプニングもありましたが、イギリスから来た2人は大満足の様子です。

 イギリスから来た人:「素晴らしかった。よく計画されていて日本らしい」「伝統的な衣装が美しかった」

 4年ぶりの「葵祭」をご覧になり京都御苑を後にする上皇ご夫妻に、地元の園児たちから…。

 地元の園児たち:「また来てね~」

 この後、上皇ご夫妻は奈良へ。東京には18日に戻られる予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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