“米が緊張煽るウクライナ情勢”中国の論調にロシア批判ほぼ無し(2022年2月14日)

“米が緊張煽るウクライナ情勢”中国の論調にロシア批判ほぼ無し(2022年2月14日)

“米が緊張煽るウクライナ情勢”中国の論調にロシア批判ほぼ無し(2022年2月14日)

 ウクライナ情勢を巡り中国では、緊張をあおっているのはアメリカで、ロシアによる侵攻のリスクは高くないとの論調が主流です。軍事的圧力を強めるロシアへの批判はほとんど見られません。

 中国国営の中央テレビは14日、「アメリカの軍事物資がウクライナに到着」とのタイトルで、アメリカは情勢をあおり立て物資を送っていると批判しました。

 これに先立って13日には「アメリカが心配するのは戦争が起きないことだ」とする評論を発表し、アメリカはヨーロッパを従わせるために緊張を作っているだけで戦争のリスクは高くないと主張しました。

 共産党系の「環球時報」も14日、アメリカは侵攻日時が16日だと同盟国に伝え、情勢を悪化させていると批判しました。

 中国メディアでは軍事的圧力を強めるロシアへの批判は皆無で、情勢が緊迫化する原因はアメリカにあるとの論調が目立っています。
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