5人殺傷 心神喪失で1審無罪 控訴審で検察側の医師『限定的な刑事責任能力あった』(2023年5月12日)

5人殺傷 心神喪失で1審無罪 控訴審で検察側の医師『限定的な刑事責任能力あった』(2023年5月12日)

5人殺傷 心神喪失で1審無罪 控訴審で検察側の医師『限定的な刑事責任能力あった』(2023年5月12日)

6年前に神戸市北区で起きた5人殺傷事件の控訴審が始まりました。

 無職の男性被告(32)は2017年7月、神戸市北区で、祖父母と近所に住む女性を包丁で刺すなどして殺害したほか、母親ら2人を殺害しようとした罪などに問われています。

 1審では、弁護側が、被告は精神疾患による妄想や幻聴の影響で犯行に及んだと主張。神戸地裁は「心神喪失状態だった疑いが残る」として無罪を言い渡し、検察側が控訴していました。

 5月12日に始まった控訴審の初公判で、弁護側が証人として申請した医師は「被告は幻覚や妄想を完全に信じていた」と証言。一方、検察側が申請した医師は「犯行時は妄想を100%確信していなかった」として、限定的な刑事責任能力はあったと指摘しました。

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