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“激安”中古家電が大人気! 熟練技で“新品同様”に 高まる需要…背景には物価高(2023年5月12日)
物価高のなか、中古の家電が人気です。熟練スタッフが新品のように整備し、格安で販売しています。家電再生工場を取材し、人気の秘密に迫りました。
■1年間で16万台 リユース専門工場
群馬県藤岡市の工場に到着した大型トラック。その荷台部分の扉が開くと、家電がびっしり詰まっています。冷蔵庫そして洗濯機、隙間なく敷き詰められています。
運び込まれた大量の家電は、すべて全国各地の店舗で買い取られた「中古品」です。
ここは家電量販店大手「ヤマダ電機」のリユース専門工場で、必要に応じて洗浄や修理をして再び出荷するいわば、家電の再生工場なのです。
ヤマダホールディングス 経営企画室 清村浩一室長:「正常に作動するということが(リユースの)条件。一日に冷蔵庫と洗濯機合わせて約500台、毎日入荷している。早ければ入荷してから4日後にはどこかの店舗に並んでいます」
去年5月から稼働しているこの工場。1年間で16万台もの洗濯機や冷蔵庫を再び売り場に送り出しました。
■手ごわい1台も 洗濯機が“新品同様”に
一体どのように生まれ変わっていくのでしょうか?
まずは洗濯機。さほど汚れているように見えませんが、ドラムを取り出すと…。
清村室長:「(Q.真っ黒ですね、こんなに汚れているんですか?)この製品が2016年製で、衣類の汚れ、人間の皮脂、洗剤の残りがここに6年間付着している」
これを専用の機械に入れ、60℃の温水で3分間高圧洗浄すると新品同様になるというのですが、果たして…。
ビフォー・アフターで一目瞭然。きれいになってピカピカになりました。さらに、他のパーツの汚れは、細かい部分まで手作業で落としていきます。
冷蔵庫のラインでは、無数に貼られたシールを1枚ずつはがし、冷蔵庫内の汚れは、ゴムの隙間まで取り除くなど手際よく作業が行われていました。
手ごわかった1台も…シールは1枚もなくなり、冷蔵庫内の汚れもピカピカになりました。ゴムの部分までしっかり洗浄されています。
■“31万円相当”が…6万5000円
こうしたリユース家電は、再び店頭に並べられる時には、新品と比べて半額や安いものは3割ほどの激安価格で売られるため、入荷したものが1週間ですべて売れてしまうといいます。
店長に最新モデルとリユース品を比較してもらいました。
ヤマダアウトレット&ホビー館 野田店 萩野谷信頼店長:「この商品が、今メーカーが作っている最新のモデル31万8000円。こちらひとつ前の新古品。まったく一緒のモデルで17万3000円。同じ容量の同じメーカーの商品、こちらリユース商品になるんですけども、6万5780円」
こちらのリユース品は、2016年製と少し古いモデルですが、容量や使い勝手はさほど変わらないといいます。
■売り上げ5割↑背景には“物価高”
こちらの家族は、洗濯機を買い替えたいそうで…。
洗濯機を探しに来た家族:「妻が育休から復帰するので、家事を楽にしたいというので、ドラム式の洗濯機を探しに…」
悩んだ末に、2021年製のドラム式洗濯機を15万3670円で購入。店長によると、この商品は新製品として販売されていた当初は、およそ32万円だったといいます。
洗濯機を探しに来た家族:「この値段でこのスペックのものはなかなかないので、きょうここに来て良かった」
この店舗では、去年と比べ5倍の売れ行きだというリユース家電。高まる需要の背景にあるのが…。
萩野谷店長:「物価高が一つのキーワード。物価高の中でお客様が必要な物、買わなくてはいけない物に関しては、良い物をなるべく安く、そのためにリユースがひとつのチャンネルとしてお客様にご提供できていると思う」
■“粗大ごみ”をリユース 「ごみ削減に」
物価高でリユースが注目されているのは家電だけではありません。
7000円のベッドに、5000円の学習机。さらに1人用のローソファーは800円、2人がけが1600円とどれも激安価格です。
常連の男性は自宅の家具のほとんどをこの店で購入しています。
常連客:「ここは結構、良いものありますよ。掘り出しものがある」
ここに並んだ家具はすべてリユースなのですが、どこから来たのかというと…実は、東京・町田市内で回収された粗大ごみなのです。
店舗のバックヤードには積みあがった大量の家具がありました。
粗大ごみで出されたものなので、当然、傷や汚れはありますが、そこはスタッフが一つひとつ丁寧に修復していきます。
リサイクルショップまちエコ スタッフ:「細かい所はつまようじの先とか焼き鳥の串だとか、そういうものを使って隅々まで掃除をしている」
このテーブルは、フォークでつけたような傷が目立っていましたが、表面をけずり、適した塗料やニスを塗り直すと、いい風合いのテーブルに生まれ変わりました。
元々、ごみの削減を目的として始められた事業は、着実に成果を上げていて、この3年間は回収した粗大ごみのリユース率、販売点数ともに増えています。
町田市環境資源部 環境政策課 3R推進係 中村亮係長:「町田市としてはゴミ削減が課題になっているので、リユースできるものはリユースしていくということが、ひとつのゴミの削減につながる。もっと皆さんにご利用いただければと思います」
(「グッド!モーニング」2023年5月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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