千葉で震度5強 首都圏でエレベーター6200基停止 都市部ならではの怖さ 浮き彫りに(2023年5月12日)
11日、千葉県で震度5強を観測した地震で、首都圏では6000基を超えるエレベーターが止まりました。今回の地震で、都市部ならではの怖さが浮き彫りとなりました。
■高層階住人「マンション怖い」
多くの人がまだ寝ているなか、関東地方を襲った強い揺れ。朝から復旧作業に追われました。
木更津市内にあるバーでは、地震の影響で棚に並んでいた酒やグラスが床に落ちて割れてしまっています。
バーBooBee 山本尚文店長:「(Q.何本くらい割れた?)お酒は20本くらい10万円。お客さんが地震が起きたぐらいの時間にいるのは結構あるので。休みで良かったと思います」
首都圏では、エレベーターが止まるトラブルが相次ぎました。
東京都などでおよそ6200基が緊急停止。高層階で地震にあった人は、揺れの大きさに驚いたといいます。
高層階住人:「結構、縦にドンと揺れました。かなり怖かったです。起きちゃいました。大きな地震来ると、こういうマンション怖いなと」
■“震度5強”どう揺れる?
東日本大震災で震度5強を観測した際の映像では、2つのビルがゆらゆら、ゆっくり波打つように揺れているのが分かります。
同じ震度5強でも、場所によって体感に大きな違いが出るといいます。
防災科学技術研究所 佐藤栄児主任研究員:「上の方がよく揺れやすいという認識が、あまりない人が多いと思う。恐怖心も全然違うと思う」
防災科学技術研究所が1階と10階でどの程度揺れの差があるかを実験したものです。
1階では、揺れの影響で物は落ちてきましたが、家具が大きく動くということはありません。
一方、同じ強さでも、10階では、人の手では動かすことのできないような家具や家電が跳ねるように動きます。
佐藤主任研究員:「建物の大きさとか色んな要素によって違うんですけど。上昇階に行けば揺れやすくなる建物で、地震の周期と建物の周期が合ってしまったりすると、5の揺れが6強とか7近くにまで行くことは考えられる。家具の固定をできるだけ強固にすることが重要になってくる」
(「グッド!モーニング」2023年5月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く