新幹線アクセスが変わる!都心から新横浜駅直結 「相鉄・東急 新横浜線」を徹底攻略(2023年5月11日)

新幹線アクセスが変わる!都心から新横浜駅直結 「相鉄・東急 新横浜線」を徹底攻略(2023年5月11日)

新幹線アクセスが変わる!都心から新横浜駅直結 「相鉄・東急 新横浜線」を徹底攻略(2023年5月11日)

今年3月18日、横浜市に開業した新たな鉄道路線「相鉄・東急 新横浜線」。相鉄線の「西谷駅」から「新横浜駅」を経由し、東急線の「日吉駅」を結ぶ路線です。
この路線ができたことで、東急東横線・目黒線方面(乗り入れする地下鉄線なども含む)から新幹線停車駅の新横浜が直結。一方の相鉄線ユーザーも、新宿三丁目・池袋・大手町など、東京都心まで乗り換えなしでアクセスできることが注目されています。
渋谷~新横浜間・海老名~新横浜間は共に最速25分、海老名~大手町間は最速70分で結ばれます。
約12キロの短い路線ながら、沿線利用者の生活を大きく変えるポテンシャルを秘めた「相鉄・東急 新横浜線」。今回は開業直後の新横浜駅の様子、そして路線の便利な使い方を、女子鉄アナウンサー・久野知美が徹底取材。「相鉄・東急新横浜線“攻略ガイド”」としてお送りします!

新横浜駅は相鉄と東急の共同管理駅。それぞれデザインが異なり、北改札(東急管理)は白・黒基調のデザインとライン照明で「先進性」を表現。南改札(相鉄管理)は「横浜」をイメージしたレンガ調となっています。

相鉄・東急の担当者に、どのように利便性が上がったのか聞きました。(聞き手:久野知美アナ)
Q.開業から1カ月経って、反響は?
相模鉄道 運輸車両部 勝又啓泰さん(以下、相鉄:勝又さん)「沿線の住民の方からは、乗り換え回数の減少というところで新線を利用したいという声と、新幹線へのアクセス向上という声を多くいただいている」
東急電鉄 技術企画課 岡田駿太郎さん(以下、東急:岡田さん)
「特に新幹線をご利用のお客様は、大きな荷物を持っている方が多くいらっしゃるので、(新幹線の停車駅まで)乗り換えなしでいけるということは新線のメリット」
「特に東急線の場合は、東海道新幹線に乗り換える際には1回以上乗り継ぎが必要でしたが、(東横線・目黒線沿線から新横浜へは)乗り換えが不要になりますので、利便性・所要時間ともに改善したと思う」
Q.直通先の池袋や新宿エリアからも、新横浜駅で新幹線に乗り換えるという選択肢も出てくる?
東急:岡田さん
「東急線は渋谷・目黒は起点となるが、相互直通運転先はもっと広いネットワークになっているので、その沿線から新横浜駅に来ていただけるような運行計画を意図している」
Q.一方相鉄にとっては、悲願の「都心直通プロジェクト」だった?
相鉄・勝又さん
「それまで相鉄線は神奈川県内で完結している、いわゆる“ガラパゴス路線”だったんですけれど、相鉄・JR直通線開業(2019年)で東京都心へ乗り換えなしで行けるようになり大きな反響があった。そして今回の相鉄・東急直通線の開業にあたっても、行き先は渋谷・新宿などJR直通線と重複するところはあるが、武蔵小杉など目的の駅によっては改札が離れているので、目的地に近い方の路線を利用することができる。また、海老名から大手町などへの選択肢も増えた」
Q.東武東上線とも直通しているが、新横浜線から川越方面への需要は?
東急・岡田さん
「かなりの距離と乗車時間になりますので、お客様の動向をしっかり見据え、有料着席列車の設定等があるかどうかはまだ分からないが、選択肢のひとつとしてはあるのかなと」
久野アナ
「利便性を考えると、そういった声も届いてくるかと思います。その結論が出るまでは、われわれ鉄道ファンは十分に妄想をして、期待しながら利用させていただきます」

そして気になるのは、新横浜駅地下ホームから高架にある新幹線への乗り換え時間…
久野アナ「実際に私が計測してみました。地下ホームエスカレーター目の前は10両編成の場合7号車、8両編成と6両編成の場合は6号車。結果は、JR線改札の手前まで4分40秒。5分強で新幹線への乗り換えが可能ということになります」
東急:岡田さん「地下1階の改札階からそのままペストリアンデッキまで上がれるエスカレーターなどが整備されているので、導線は考えられていると感じた」
相鉄:勝又さん「ペデストリアンデッキには屋根があるので、雨の日でも濡れずに乗り換えが可能」
また東急電鉄は、JR東海・JR西日本、阪急電鉄とタイアップしたポスターを掲出していて、西日本方面に向けたPRを行っています。
JR東海も新横浜線開業に合わせて、早朝に新横浜駅始発の「のぞみ491号」(午前6時3分発)を新たに設定。臨時列車のため運転日は限られますが、新横浜線から乗り継ぐことによって、首都圏から名古屋・京都・新大阪駅へ、どの列車よりも早く到着することができるようになりました。

また駅構内には、待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」も登場。アプリから注文して、指定した時間に淹れたてのコーヒーを無人ロッカーから受け取れるAIカフェロボットや、駅舎内では日本初となる「50Wワイヤレス充電スポット」を設置。待合室の内装には、相模鉄道・東急電鉄・JR東海それぞれの歴史を象徴する素材を使用しています。
そして特別に、職員しか入ることができない職員用寝室や駅務室を見せてもらえることに。寝室は東急線の他駅とは違い、個別のバスルームを備えた「ホテルタイプ」を採用し快適性がアップ。駅務室には、「小さなお客様」からいただいたという黄色い新幹線の絵が飾られていて、駅員の励みになっているとのことです。
未来へ向かって走り始めたばかりの「相鉄・東急新横浜線」。今後の発展に注目です!
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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