【男子中学生刺される】逮捕の男…中学生の父親とトラブルか
東京・大田区のJR蒲田駅近くにある住宅の敷地内で男子中学生が刺された事件では、中学生の父親と逮捕された男とのつながりがみえてきました。男は中学生の父親が働く家電量販店の客で、事件前にも複数回、自宅に押しかけるなどトラブルを抱えていたとみられています。また、現場近くに住む人は事件前日、“ある怒鳴り声”を聞いたということです。
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11日朝、山下泰範容疑者(61)は殺人未遂などの疑いで送検されました。蒲田警察署ではカメラを気にしているのか、一瞬、視線を向ける様子も見られました。
10日朝、東京・大田区の住宅の敷地内で13歳の中学1年生の男子生徒が包丁で刺されました。
近所の住民
「いつも聞いたことのない奥さんの声で『息子が刺された。警察に電話してください』と。女房が(外に)出た時には、奥さんが(子どもを)抱えて、ガレージにうずくまっていた」
男子中学生は命に別条はありませんが、胸の近くを刺され重傷です。山下容疑者は、現場から100メートルほど離れた路上で警察官に取り押さえられ、現行犯逮捕されました。
確保の瞬間を捉えた動画を撮影した人に、話を聞きました。
動画の撮影者
「7~8人くらいで(男が)見えなくなるくらい囲んでいた」
――抵抗している様子は?
動画の撮影者
「ないですね。その裏が中学なんです。中学、高校が並んでるんで。学生さんは多いですよね」
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61歳の山下容疑者と13歳の男子中学生に、どのような接点があったのでしょうか。捜査関係者への取材で、中学生の父親と山下容疑者とのつながりがみえてきました。
捜査関係者によると、男子中学生の父親は大田区にある家電量販店に勤めているといい、山下容疑者はその店の客だといいます。山下容疑者は店内で、被害者の父親とたびたび話していたということです。
被害者の父親に接客をお願いしているという家電量販店の客の女性は「誰が見ても『嫌だ、この人』という人ではない。お客さんには嫌な顔一つしない、どんなに忙しくても。だから、かわいそうでね」と話していました。
山下容疑者がなぜ、店に来るようになったのかはわかっていませんが、捜査関係者によると、被害者の父親との接触は店の中だけにとどまらなかったといいます。山下容疑者は、男子中学生と父親の自宅にも複数回押しかけていたというのです。被害者の父親との間に何らかのトラブルがあったとみられています。
現場近くに住む人は、事件前日に怒鳴り声を聞いたといいます。
近所の住民
「昨日(事件前日)夕方の6時くらい、『もう店なんか行かねえからな』という怒鳴り声が1回、聞こえた」
事件の前日にもトラブルがあったのでしょうか。
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被害者が通う中学校は10日夜、保護者説明会を実施しました。
保護者説明会に参加
「(息子が)小学校が一緒だったみたいで、今、部活も一緒で、知っている子。『すごく心配』だと言ってた。自分の子にもそういうことがありうると思って、不安を感じました」
送検された山下容疑者からは、「凶器の包丁は自宅にあるものを使った」と凶器について新たな供述が出ました。警視庁は、山下容疑者が自宅前で待ち伏せして犯行に及んだ可能性もあるとみて、動機などを詳しく調べています。
(2023年5月11日放送「news every.」より)
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