「アジフライの聖地」宣言で観光客が約80万人→約94万人に 「松浦アジフライ」の魅力とは【Nスタ】|TBS NEWS DIG
アジフライの聖地を宣言したことで、観光客数が約80万人から約94万人にまで伸びたという長崎県松浦市。
「アジフライの概念が変わった」とまで言われる「松浦アジフライ」ですが、一体、どのようなものでしょうか?
■松浦市のアジは「基本的に回遊しない」
小笠原亘キャスター:
いま専門店が続々と登場するなど「アジフライ」の人気が高まっています。そんなアジフライ人気の火付け役となっているのが、「アジの水揚げ量日本一」の長崎県松浦市。
2019年に「アジフライの聖地」を宣言しました。市長自らが考案し、これで町おこしをしていこうということで盛り上がっています。
では松浦市のアジフライとは一体どういうものなのか。
市役所の職員いわく「初めて食べた人からはアジフライの概念が変わった」という声が多く聞かれるといいます。
他のアジフライと何が違うのかというと、アジは回遊魚ですが、松浦産のアジというのは「基本的に回遊しない」そうです。餌が豊富な海に定着しているので脂がのってる。
「松浦アジフライ」を提供している都内の飲食店によると「アジフライにするアジは脂が乗りすぎているとあまりおいしくない。松浦市のアジはベストな脂の乗り具合」とのこと。
松浦アジですが、松浦市内にはアジフライを提供している店舗がこんなにあるんです。
パン粉に粉チーズを混ぜてアジフライを提供する「食味酒処 あじ彩」や、「アジフライバーガー」なるものを出している店「鷹ら島」。
さらには、ホットサンドを作っている「鉄板居酒屋とんぼ」というお店もあるということで、松浦市内では、コンビニエンスストアの約3倍にあたる35店舗がアジフライを提供しているといいます。
■聖地宣言後、提供数は約5倍に
松浦市は「アジフライの聖地」として非常に努力していて、日本各地でイベントを行っていたりですね、あるいはアジをデザインしたトートバッグ・ピンバッチ・ステッカーなどオリジナルグッズを作成。
さらに市内4か所にアジではなく”アジフライ”のモニュメントを設置。地元を走る松浦鉄道の車内のつり革には「食品サンプルのアジフライ」が。
こうした活動もあり、松浦のアジフライの知名度も上がりました。
松浦市の観光客数をみると、2017年「アジフライの聖地」宣言前は約80万人でしたが、「アジフライの聖地」宣言をしたところ94万人まで増加したということです。聖地を宣言してからのアジフライ提供数も、宣言前の約5倍に膨らみました。
さらに、市外にも「松浦アジフライ」を扱うお店が増加しており、全国47都道府県で、1000以上あるそうです。まさに「松浦アジフライ」というのが、全国各地のアジフライ人気の火付け役になったというところです。
ホラン千秋キャスター:
もう全国で松浦アジの取り合いっていうことですよね
食べチョク代表 秋本里奈 氏:
すごいな、と思ったのが、海のある地域とかだとやはり新鮮な食材手に入るんで、刺身とかそういう「なるべく生食で」という思考になりがちだけど、それあえてアジフライで、もうそれ1本で押していくって。
さっき、松浦市をGoogleマップで調べたら、もうすぐアジフライって(お店が)出てきて、多分それで観光されてる皆さんが探されて、お店行ってるんだと思うんですけど。それぐらい広まっていってるというのはすごいですよね。
ホラン千秋キャスター:
”この町はコレ”っていう強みがあるといいですよね。
井上貴博キャスター:
アジフライ専門店の取材を今回、行かせてもらって、専門店にすることできっと、専門店側も仕入れの手間も省けるし、原価率もコントロールしやすいって考えると、理にかなっているのかな、と思いました。
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