【中村逸郎氏の独自解説】「プーチン氏の演説はとにかく早口で、早く終わらせたい感じ」「ウクライナ戦果に触れなかったのはプーチン離れを加速させる」(2023年5月9日)
ロシアでは、クレムリンがドローン攻撃を受けたり列車が爆破されたりという不穏な動きが続く中、対独戦勝記念パレードでプーチン大統領が演説に立ちました。そこでウクライナ戦線での死者を「西側のクーデターの犠牲者」として黙とうを捧げました。これまでと違って手元の原稿を読み上げる形でしたが、「いつもより早口で、何かを恐れているようだった」と話すのは筑波大学名誉教授の中村逸郎氏。プーチン氏は改めてロシアとウクライナは同じという伝統的価値観について言及する一方で、ウクライナでの戦果はいっさい触れることはなく、中村名誉教授は「すでにプーチン氏の支持率は30%程度でますますプーチン離れが進んでいる」と話します。
(2023年5月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
▼中村逸郎氏:筑波大学名誉教授、専門は現代ロシア政治、プーチン大統領研究の第一人者、ロシア外務省から入国禁止対象に指定される
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