「LGBT法案」保守派配慮の自民修正案に公明「否定すべきでない」 野党反発「見せかけの法案」 “サミット前に提出”意見も|TBS NEWS DIG
性的マイノリティへの理解を促す「LGBT理解増進法案」。自民党内で示された修正案に野党側は「内容が後退した見せかけの法案」だと反発しています。
自民党内で、きのう示された修正案。党内の保守派への配慮から「差別は許されない」という文言が「不当な差別はあってはならない」と修正されるなどしました。
来週のG7広島サミット前の法案成立を求めてきた公明党は…
公明党 山口那津男代表
「法制的な意味は変わらない範疇で文言をいろいろと検討するということは、否定すべきものではない」
山口代表は修正に理解を示し、「決められる政治」の重要性を繰り返しました。
公明党 山口那津男代表
「最終的には、決められる政治をしっかり示していく」
しかし、2年前には超党派で合意をしていた法案だけに、表現が“後退した”修正案に野党は反発しています。
立憲民主党 岡田克也幹事長
「『不当な差別』『不当でない差別』そういうものはないというふうに思っておりますので、『不当な』という言葉を加えることの必要性というものはない」
立憲・幹部
「後退していて受け入れられないと思う。“何かやってる感”の見せかけの法案だ」
政府・与党内では、サミット前に自民・公明だけでも国会に法案を提出すべきとの意見も出ています。
自民・閣僚経験者
「最悪の場合、サミット前に政府も国会も『法案成立』に努力しているというのが内外に見えれば、ギリギリ合格点かな」
より多くの賛同を得て法案を成立させられるのか、山場を迎えています。
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