体重18kgの保護猫 “世界一の特徴”で飼い主即決…飼い主と一緒に減量作戦 結果は?(2023年5月9日)

体重18kgの保護猫 “世界一の特徴”で飼い主即決…飼い主と一緒に減量作戦 結果は?(2023年5月9日)

体重18kgの保護猫 “世界一の特徴”で飼い主即決…飼い主と一緒に減量作戦 結果は?(2023年5月9日)

アメリカの動物保護施設で、新しい飼い主を募集した猫がわずか1日で飼い主が決まり注目されている。それは、この猫が保護猫としては世界一重いとみられる猫だったことにあった。新しい飼い主となった女性とのダイエット大作戦を取材した。

■体重18キロ 人間の4歳児と同じくらい

 顔をなでられ気持ちよさそうに目をつむる1匹の猫。名前はパッチ。6歳の雄猫だ。

 しかし、特徴的なのはその立派な体形。体重は、なんとおよそ18キロ。人間の4歳児と同じくらいの重さだ。

 あまりに大きいため、抱っこするのも子どもだと2人がかり。さらに、普通の猫の部屋には頭しか入れにゃい。

 パッチの飼い主、ケイ・フォードさんに直接話を聞いた。

 フォードさん:「ここまで大きくなった理由は分からないけど、この子が愛されていたからだと思うわ」

■「一目ぼれ」写真を見たその日に決意

 実はパッチ、元々は前の飼い主から動物保護施設に預けられたという。その時、すでにこの大きさ。保護猫としては世界一重いのではと言われていたのだ。

 フォードさん:「娘がパッチの写真を送ってくれたんだけど、それを見て一瞬で一目ぼれしたわ」

 その後、保護施設がSNSで飼い主を募集。その写真を見たフォードさんは、その日のうちに飼い主になることを決意して施設に連絡。翌日にはパッチを家に迎え入れた。

 新しい家にも、フォードさんの家の先輩猫にも、すぐに慣れたというパッチ。ただ、猫らしい俊敏な動きは見せたことがにゃいという。

 フォードさん:「私もコロナ禍で10キロほど太ってしまったから、この子と一緒にダイエットします」

■“人間の食べ物を与える”ことも太る原因に

 近年、パッチに限らず猫の肥満はアメリカで問題になっているということだ。

 アメリカのペット肥満防止協会によると、2022年にアメリカで飼育されていた猫のうち、61%が過体重または肥満に分類されたということだ。

 ちなみに標準的な猫の体重は、3キロから5キロだということなので、18.5キロのパッチは優に3倍以上あるということになる。

 ペットフードメーカーによると、猫が肥満になる原因には、加齢や運動不足、食べすぎに加えて、人間の食べ物を与えることも挙げられるということだ。

 体の小さい猫にとって人間の食べ物は塩分、脂質、そしてカロリー過多となってしまうそうだ。

■減量作戦 おもちゃ遊び始めるも…体が重い?

 新しい飼い主になったフォードさんは、急激なダイエットはパッチの体に負担となると考えていて、月におよそ450グラムを目安に体重を落とす計画だということだ。

 まずは獣医師と相談した食事制限に加えて、少しでも運動させるためにおもちゃで遊ぶことから始めているそうだ。

 猫だったら大好きなネズミのおもちゃだが、前足しか動いてない。続いて、レーザーポインター。こちらも手がちょっと動き、ドヤ顔。

 というように、まだちょっと体が重そうだが、病気などはないのだろうか?話を聞いたところ、甲状腺の問題や糖尿病などの疾患はないそうだ。

■ダイエットの進捗は? 2週間で“1キロ減”

 そして、このダイエットがうまくいっているのか調べた。

 先月20日、動物保護施設から引き取った際のパッチの体重は18.5キロでした。8日にフォードさんに伺ったところ、毎週水曜日に病院で体重を計っているそうで、今月3日時点では17.5キロだったそうだ。2週間で1キロの減量に成功していた。

 このままパッチはダイエットに成功するのだろうか。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年5月9日放送分より)
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