川氾濫の現場では土砂の撤去作業続く　想定上回る激しい雨で堤防決壊か　約10軒で浸水（2023年5月9日）

川氾濫の現場では土砂の撤去作業続く　想定上回る激しい雨で堤防決壊か　約10軒で浸水（2023年5月9日）

兵庫県伊丹市の天神川が氾濫した現場では、５月９日も土砂の撤去作業が続けられています。

　（記者リポート　５月９日午前１０時半ごろ）
　「土砂に埋もれて動かなくなったトラックがレッカー車に積まれています」

　兵庫県などの調査によりますと、伊丹市の天神川で８日未明に発生した氾濫では、周辺の住宅１０軒あまりで床上・床下浸水の被害があったということです。

　現場では、去年１１月から川幅を半分ほどに狭めて川底などを改修する工事を始め、雨で増水しやすい６月になる前までに完了する予定でした。しかし、８日未明にかけて想定を上回る激しい雨が降り、堤防が決壊したとみられます。

　県は、氾濫で流れ出た土砂の撤去を今週中に終わらせる一方、川幅を狭めて行う工事は当初の予定通り５月中の完成を目指すとしています。

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