新型コロナ「5類」移行で…“検査” “外来” “入院”費用負担増 どう変わる?(2023年5月8日)
新型コロナウイルスは8日から「5類」に移行されました。医療機関での窓口負担が増えることになります。何がどれくらい増えるのでしょうか。
■PCR検査・抗原検査 無料→自己負担
まず、発熱したり、せきが出たりして、「コロナかもしれない」と思った時に受けるPCR検査や抗原検査です。
これまでは、自治体が設置した検査場やクリニックなどでも、公費で負担されて無料で受けることができました。
8日からは、自己負担で検査することになります。
多摩ファミリークリニックによりますと、かかりつけ医院で検査すると「PCR検査」は3割負担の人で2620円、1割負担の人で870円。「抗原検査」は3割負担で1400円、1割負担で460円になるということです。
■外来診療の負担額 インフルエンザと同程度
続いて外来診療です。検査で陽性となり医療機関で診察を受ける場合、その際の医療費にも自己負担が求められます。
厚生労働省の試算では、外来で診察を受けて解熱剤とコロナ治療薬を処方されると、3割負担で最大4170円、1割負担で最大1390円を負担することになります。
これはインフルエンザで外来にかかり、解熱剤とタミフルを処方された時と同程度の負担だということです。
■入院時の負担 「みなし入院」は生保各社が給付金終了
入院についても自己負担が求められます。入院する割合が高い高齢者の場合、その負担額はどれぐらいになるのか厚労省が試算しています。
一般的(住民税が非課税ではなく年収が383万円未満)な75歳以上の高齢者が中等症で10日間入院した場合、自己負担は食事代込みで5万1400円になります。
そして、病院で入院できずに自宅療養をする「みなし入院」についても大きく変わることがあります。
これまでは、みなし入院についても対象の保険に加入していれば、一定の条件で入院給付金が出ていましたが、生命保険各社はこのみなし入院に対する給付金を終了すると発表しました。8日からは、みなし入院では入院給付金が支払われないことになります。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年5月8日放送)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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