「心臓止まるかと」目の前で“スリップ事故”…GW最終日 列島に大雨・強風 能登も雨 #Shorts
ゴールデンウィーク最終日は、各地で荒れた天気となりました。震度6強の地震に見舞われた石川県珠洲市では、雨が降り続き、土砂災害への警戒が高まっています。
■飛騨川 氾濫危険水域到達
気象庁などによりますと、岐阜県を流れる飛騨川の上呂水位観測所では、一時警戒レベル4相当の氾濫危険情報が出されました。
飛騨川では堤防決壊などによる氾濫の恐れがあり、下呂市では浸水する可能性があります。
また神奈川県では、横浜や川崎など広い範囲で今年初めて大雨警報が出されました。この影響で、一部列車に遅れも出ています。
5月7日は関東でも、今年一番の雨となりました。昼過ぎに、雨脚が強まった東京。傘を持たない人は、雨を避けるようにして走ります。歩いている人の足元を見ると、水たまりでビチャビチャです。
■高速 目の前で“スリップ事故”
この雨で、事故も起きました。
強い雨のなか、東名高速道路を東京から静岡に向かう途中。突然、スリップ事故に遭遇しました。
動画撮影者：「心臓が止まるかと思いました。大雨でしたし、ガラスも目の前まで飛んでたので」
撮影者が通報し、スリップした車に乗っていた男女2人に声を掛けたところ、けがもなく無事だったということです。
■強風も…倒木が住宅直撃
SNSから：「ベッドのシーツ、乾かしてたら、風強すぎてすごいことなっとる」「風が強すぎて舞台装置みたいになってた」
強風は、関東以外でも…。
最大瞬間風速27.0メートルを観測した和歌山市では、5月7日午前6時半ごろ、住宅に突如、裏山の木が倒れました。2階のバルコニーの屋根部分を突き破っています。
男性：「最初はもう、いきなりドーンといって。地震？雷？どっちやろなって、表を見た。それで見たら、『うわー木こけてるわ』と思って。何十トンかそこらの重さ掛かってるみたい」
■江戸時代の建造物が倒壊
5月5日に震度6強の地震が発生した石川県珠洲市では、余震が続くなか、降り続く雨が復旧作業を妨げています。
珠洲市民：「雨で作業もしにくいですし、余震も続いていますから、心配は続きます」
石川県珠洲市の寺に設置された防犯カメラの映像です。激しく揺れる梵鐘（ぼんしょう）。江戸時代に建てられたという“鐘楼堂”が、震度6強の地震で倒壊しました。
住宅に迫る土砂。5月5日の昼に起きた大きな揺れで裏山の岩が崩れ、夜の揺れでさらに崩落したという現場です。
珠洲市によりますと、住宅の裏側にはキッチンがあり、80代の女性が崩落に巻き込まれたといいます。
女性は救出され、ドクターヘリで病院に搬送されました。命に別状はないということです。
少しの揺れで、今にも崩落して来そうな斜面。木の根がむき出しのまま上部に迫っていて、予断を許さない状況が続いています。
（「グッド！モーニング」2023年5月8日放送分より）/a>
