「ただ結婚したいだけなのに」同性カップルの訴え 理解が進んでも実現が進まない同性婚 憲法にハードル【news23】|TBS NEWS DIG
世の中では理解が進んでいるのに憲法がハードルになり、日本で認められていない「同性婚」。なぜ実現できないのでしょうか。
■「ただ結婚したいだけ」 同性婚の実現進まず
エリカさんと信子さんは、子ども2人を育てているレズビアンカップルです。精子提供を受けて、エリカさん、信子さん、それぞれが子どもを1人ずつ出産しました。法律上は1つの家に2世帯が住んでいるとみなされ、行政の手続きなどで不自由が生じているといいます。
信子さん
「家計を担う方が亡くなった場合には受け取れるものがあるはずなんですけど、そういうものが受け取れないかもしれないというのがすごく不安」
日本では認められていない同性婚。街で聞いてみると…
10代
「賛成です」
「ぼくも賛成」
「ぼくも賛成です」
20代
「同性婚で出生率がどうとか言われているけど、別に下がるとは思わないし、みんなが幸せになれるなら、私は全然ありかな」
ただ政府は、今の憲法では「同性婚を認めることが想定されていない」との立場です。
根拠とするのが憲法24条の条文。
憲法24条1項
『婚姻は両性の合意のみに基づいて成立』
20代
「『両性の合意』というのは解釈的に男女の結婚ということなので、女性と女性だと『両性』というわけではないので、1つの性別だから同性婚というのはできないのかな」
レズビアンカップルのエリカさん、信子さんは、一刻も早く「同性婚を認めてほしい」と訴えます。
エリカさん
「ただ結婚ってそれだけじゃないですか。異性婚でも同性婚でもなく、結婚という制度を全国民に認めるというそれだけなのに、何でそれがこんなにも時間がかかっているのか」
「すべての国民は、法の下に平等」とする憲法。「結婚の平等」がもたらされる日はくるのでしょうか。
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