【ロシア】“ワグネル”創設者が怒りあらわ…国防省を痛烈批判 軍がCMで兵士募集

【ロシア】“ワグネル”創設者が怒りあらわ…国防省を痛烈批判  軍がCMで兵士募集

【ロシア】“ワグネル”創設者が怒りあらわ…国防省を痛烈批判 軍がCMで兵士募集

ウクライナが領土奪還に向けて反転攻勢を準備する中、ロシアの軍事会社「ワグネル」創始者が怒りをあらわにし、自国の国防省を痛烈に批判。弾薬や兵士が不足しているといいます。ロシア国内では兵士を募集するCMが流れ、至る所でポスターも貼られています。

■激戦地バフムトの一部で露軍撤退か
1日早朝、ウクライナの首都キーウ。空に向かって光が放たれています。分厚い雲の裏で、雷のように光っている様子も確認できます。キーウなどを狙ったロシアの18発のミサイルのうち、15発をウクライナ軍が撃ち落した映像です。

4月30日、ゼレンスキー大統領は「重要な戦闘がまもなく始まる」と表明しました。領土奪還に向けた、反転攻勢の準備が最終段階にあるとしています。

ウクライナ東部の要衝である、ドネツク州のバフムトではウクライナによる反撃も行われています。ロシアメディアが4月25日に公開した映像では、ロシア兵が「ウクライナ軍側らの攻撃の音が聞こえます」と話しています。

この地域は一時、ロシア側が市内の8割以上を制圧したと主張していました。ウクライナの陸軍司令官は1日、状況は厳しいとしながらも「バフムトの一部地域からロシア軍が撤退した」と明らかにしました。

■バフムトに派兵してきたプリゴジン氏
そうした中、ロシアの民間軍事会社の創設者であるプリゴジン氏は1日に公開された映像で「我々が死んだら、それはウクライナ軍やNATOの仕業ではありません。ロシアの愚かな官僚のせいです」と怒りをあらわにしました。

激戦地のバフムトにロシア兵を送り込んできたプリゴジン氏。「バフムトを占領するために来たって? なら訓練を受けてくれ。3週間後にはバフムトだ」と呼びかける映像もあります。

■弾薬不足で…プリゴジン氏が批判
プリゴジン氏は「本来1日で300トン必要だという砲弾が、3分の1ももらえていない」と、自国のロシア国防省の対応を痛烈に批判しました。

弾薬だけではなく、ロシアでは兵士も不足しているといいます。プリゴジン氏は国民に向けて「皆さんワグネルに兵士として参加してください。(私の)後ろの彼らは昨日までは一般市民でした」「第三次世界大戦が近づいています」と呼びかけました。

■ロシア国内では…国防省が入隊促すCM
ロシア国内でも、国防省が日本円にして約35万円の月給で「みんな集まれ!」と軍隊への入隊を促すCMを流しています。

ロシア軍が使う4WDの車が悪路を走行し、車内にいる人が「9人まで乗れます!」「みんな仲間だ!」と言う、車のCMに見立てた演出も。最後には「契約を結んで軍に入ろう」という文字が躍っています。

■「祖国防衛の職業」…ポスターも
首都モスクワの街中でも、「祖国を防衛するための職業があります」と書かれた兵士募集のポスターが至る所で貼られていました。

アメリカ政府高官は1日、ロシア軍では去年12月以降、バフムトでの戦闘において8万人の負傷者と2万人の死者が出たとの推定を明らかにしました。
(2023年5月2日放送「news zero」より)

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