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戦時下でアーティストらが問う「芸術」の意味|TBS NEWS DIG
ロシアによる侵攻が続くウクライナ。攻撃に対して、物理的な対抗手段を持たない芸術家たちは「表現」をすることで彼らの戦いを続けています。
首都キーウにある100年以上の歴史を持つウクライナ国立歌劇場。いま、建物の前にはバレリーナのオブジェがあります。実はこちらのバレリーナ、大量の弾丸を並べた上に特殊な方法で印刷されたものなんです。
「戦争について語ることができ、戦争に対して非難をしたり考えたりするきっかけとなるアートを作りたかった」というエクアドル出身の写真家によってつくられました。
一方、地元ウクライナのアーティストからは侵攻当初、自身が作品を作ることに悩みを感じたという声が聞かれました。
ウクライナ人アーティスト カディロワさん
「戦争が始まったという事実に加え、私は20年間無意味なことをしていたのだという思いに襲われました。本質を見抜いたようでした。戦車に対して芸術は何ができるでしょうか。何もできません」
しかし、侵攻に着想を得て作った作品が世界中のギャラリーから購入されたことでカディロワさんの考えは変わりました。作品で得た収益で他の芸術家や兵士を支援したり、実際に最前線にも赴き、支援を行っています。
「芸術に対する失望感はもう消えた」そう語ったカディロワさん。戦時下だからこそ芸術にできることがあるのではないか。アーティストたちの模索は続きます。
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