水深106m“損壊した陸自ヘリ”…ネットで包み引き揚げへ(2023年4月29日)

水深106m“損壊した陸自ヘリ”…ネットで包み引き揚げへ(2023年4月29日)

水深106m“損壊した陸自ヘリ”…ネットで包み引き揚げへ(2023年4月29日)

宮古島周辺で消息を絶った、陸上自衛隊のヘリコプター。その引き揚げに向けた作業が29日、始まりました。

船越遼太郎 記者
「私の後方に見える船、あちらが機体の引き揚げのため、28日に宮古島にやって来たサルベージ船です。船上ではワイヤーのようなものを水中に降ろす作業などが確認できました」

船の後方部分には、ネットのようなものが確認できます。専門家は、今回の引き揚げ作業について…。

水難学会 安倍淳副会長
「原型をとどめていなくて、損傷が激しくバラバラになっていたとすると、巾着ネットのように包み込んで海上まで揚げるという方法ですね」

ネットを海底まで降ろし、落下の衝撃で壊れたヘリの機体を集めて、包み込むようにして引き揚げるといいます。こちらは、ヘリが沈んでいる周辺の海底を捉えた映像です。

ブルーアロハ宮古島 原田直さん
「ゴツゴツとした岩があります…」

こちらは、水深50メートル付近です。ライトをつけているため明るく見えますが、実際に潜ったダイバーは…

ブルーアロハ宮古島 原田直さん
「正直、想像していたより、水深が深いところに関しては暗かったです」

実際にヘリが沈んでいるのは、海底106m付近。

水難学会 安倍淳副会長
「106mの海底は、おそらく日中でもライトをつけていないと対象物を確認できないような状況になっていると思います。潮の流れや向きもあって、非常に難しい作業になってくると思います」

自衛隊によれば、早ければ30日にも本格的な引き揚げ作業を始める予定だということです。

サタデーステーション 4月29日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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