イオンが手掛ける“アウトレット”関東初オープン…独自戦略は「体験&日常使い」(2023年4月28日)
28日、神奈川県平塚市にイオン系のアウトレットがオープンします。すでに各地にアウトレットがひしめくなかで、独自の戦略を取材しました。
■イオンの“アウトレット” 関東“初”オープン
地元で高まる期待。平塚市に28日、「イオンモール」が手掛ける「ジ アウトレット湘南平塚」が広島、北九州に次いで、関東に初めてオープンします。
場所は神奈川県を南北に結ぶ国道129号沿いで、厚木インターチェンジからおよそ3キロ、厚木南インターチェンジからおよそ1.5キロとアクセス良好な立地。およそ3300台分の駐車場を備え、年間600万人の来場を目指します。
また、立体駐車場の屋上に設置された高さ22メートルの展望台からは、天気が良ければ富士山や箱根の山々を一望することもできます。
気になる店舗はビームスやディーゼルなど国内外の人気ブランドのほか、レストランなどよそ150店舗が買い物客を出迎えます。
街の人:「めっちゃ良い感じだなと思って。ラーメン屋さんが好きなので、ラーメンを食べに行きたい」
■戦略は? キーワードは「体験」
ただ、今やアウトレットは群雄割拠の時代。同じ神奈川の横浜市や、海を挟んだ千葉の木更津市には、すでに大型のアウトレットが存在します。
現在、国内におよそ30カ所あるアウトレットの大半は三井不動産か三菱地所が展開していて、独自のノウハウで客の取り込みを図っています。
そんななかで勝機はあるのでしょうか。オープンを控えた27日夜、担当者に戦略を聞きました。
イオンモール アウトレット事業部・土屋敦ゼネラルマネージャー:「“新しい消費を生んでいきたい”と思っていまして、『体験』によってお客様が新しい趣味や楽しみを発見し、リピーターになってくれればいいなと思っています」
キーワードは「体験」。例えば、アウトドアブランドの店舗の横では、実際にテントを設営したり、たき火を楽しんだりすることができる仕掛けが用意されています。
また、フットサルコートやバスケットコートが設置されるほか、中央の広場には大型モニターが設置され、芝生でくつろぎながらスポーツイベントが楽しめます。
■普段の買い物に…“生鮮食品専門店”も併設
そしてもう一つの戦略が、「日常使い」です。
土屋ゼネラルマネージャー:「アウトレットは土日集中で、平日のお客様が少ない傾向。平日に生鮮を買ってくれるお客様がアウトレットに寄ることによって、新しいファンになり、新しい消費につながると思います」
そのために用意したのが、普段の買い物に使える食料品売り場。新鮮な野菜や魚介、肉を取りそろえました。
街の人:「日用品とか買えるようなところも入っているみたいなので、結構便利だなって思います」「行ったついでに何か食材を買いたいなとかだったら、ぜひ行きたいですね」
「ジ アウトレット湘南平塚」は、28日午前9時にグランドオープンします。
(「グッド!モーニング」2023年4月28日放送分より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く