【ホスト逮捕】客の女に“売春”そそのかした疑い 舞台となった「大久保公園」には多くの女性の姿が…
「森のくまさん」という名で働いていたホストの男が、客の23歳の女に売春の客待ちをするようそそのかしたとして逮捕されました。男は女に大久保公園などで「立ちんぼ」をするようSNSでやりとりしたといいます。舞台となった公園を取材しました。
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25日、捜査員に連れられて府中警察署に入っていく花柄のシャツを着た男をカメラがとらえました。売春防止法違反教唆の疑いで逮捕された東京・歌舞伎町のホスト・江川誉容疑者(25)です。
江川容疑者は、「森のくまさん」という名前でホストとして働いていました。警視庁によると先月、23歳の客の女に対し「立ちんぼで稼いだら店でも会えるし、返済もできる」と歌舞伎町の路上で売春の客待ちをするようそそのかした疑いがもたれています。
2人のSNSのやりとりでは、女が「立ちんぼいけばいいの?」と江川容疑者に尋ねると、「立ちんぼが主流」「大久保公園行ったらいっぱい女並んでいるから」「待ち合わせしているふりして並んでたらいいよ」と売春の客待ちをすすめるような内容があったといいます。
女はホストクラブに利用料金を返済するため約40日間、大久保公園近くで客待ちをしていたところ、警視庁が現行犯逮捕しました。女の供述から、江川容疑者の関与が浮上したということです。
江川容疑者は調べに対し、「売り上げや指名本数をあげるためだった」と容疑を認めているということです。
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今回、事件の舞台となった歌舞伎町の大久保公園に日中に行ってみました。公園の近くの建物には「警察官警戒中」という警視庁が設置したのぼりがいくつもありました。
明るい時間は人通りがあまり多くないですが、夜になると様子が一変し、路上で立ち止まる多くの女性の姿がありました。ある女性は男性と笑顔で会話をしていますが、話し終えるとその場にとどまり、あたりを見回すと、最初に話していた男性とは別の男性と話していました。
警視庁によると、客待ち行為などによる逮捕者数は、2020年以降増加しているといいます。このうちほとんどが歌舞伎町での逮捕者で、その8割が20代となっているのです。
客待ちの“若年化”は進んでいて、26日に大久保公園の近くで客待ちをしていたのは、16歳の少女でした。
客待ちをしていた少女
「どうしてもお金なくて、この年齢で稼げるとなったらこれしかなくて」
2~3か月前に家出し、生活費を稼ぐために毎日、客待ちをしているといいます。
客待ちをしていた少女
「こんなに稼げる、1日に何万も稼げるのない、この年齢だと。だからこれしかない」
しかし、この生活に不安も感じていました。
客待ちをしていた少女
「妊娠しちゃう子とかいる。怖い。1番はここから抜け出したい。無理だったら水商売行ってる」
売春の客待ち行為はあとを絶ちません。新宿区は引き続き警備員の巡回を続けるほか、警視庁は女性が社会復帰するための支援にも力を入れたいとしています。
(2023年4月27日放送「news every.」より)
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