ゴールデンウィーク直前 旅行先で悩む“お土産” その起源は江戸時代にあった【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
ゴールデンウィーク目前、旅行先の“お土産”に頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。
お土産の歴史を調べてみると、江戸時代にも存在することが分かりました。解説です。
■お土産を買ってこないと、“ママ友いじめ”も…
熊崎風斗キャスター:
お土産をどうするのかということで悩んでる皆さんのお話を伺いました。
50代女性
「帰り際に“あの人の分買ってない”と焦る」
SNSでは…
「職場への“バラマキ土産”を考えるのが一番面倒」
「お土産を買ってこないと、“ママ友いじめ”も…」
ほかの悩みを挙げ出したらきりがないですが…
▼十分な数あるかな…
▼お土産代が一番高い…
▼毎回同じものだと、相手にどう思われるかな…
▼アレルギーがあったらどうしよう…
ホラン千秋キャスター:
みんながお休みのときは、お土産なくてもいいのでは。
自分だけ休んで、周りの皆さん、ごめんなさいねっていうときは買ってきてもいいかなと思うのですが。
■お土産の起源は、“神社にお参りした証”
熊崎キャスター:
お土産は、いつ頃から始まったものなのでしょうか。
10年以上お土産について研究をしている川崎市市民ミュージアムの鈴木優一郎 学芸員に伺いました。
起源は諸説あるそうですが、“神社にお参りした証”ということです。
江戸時代、伊勢神宮に参拝に行くのが庶民の夢だった。
ただ、いまのように交通機関が整備されていませんので、なかなか行くことができない。ですから、村でお金を積み立てて、代表者が参拝する形が多かった。
代表者としては、みんなのお金を使って行っているわけなので、手ぶらで帰るわけにはいかない。そこで、お札などを村人に配ったというのが、お土産の始まりだったということです。
歴史時代小説家 今村翔吾さん:
当時、金銭的な問題で行けないのもあるけれど、女性は1人で行ったらダメなんですよね。でも、何十年かに1回、ボーナスタイムがあって、女性も好きに行っていいという日があった。その代わり、お土産を買ってきて、行った証を作らないとダメというのもあったそうです。
井上キャスター:
旅先のお土産を買うというのは、日本特有の文化と言いますよね。
歴史時代小説家 今村翔吾さん:
江戸時代の文化が今に根付いてるのでしょうね。庶民の文化だと思いますよ。
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