パキスタン国籍男性が国を提訴『入管の電気カミソリ使い回しでB型肝炎に感染』と主張(2022年2月11日)

パキスタン国籍男性が国を提訴『入管の電気カミソリ使い回しでB型肝炎に感染』と主張(2022年2月11日)

パキスタン国籍男性が国を提訴『入管の電気カミソリ使い回しでB型肝炎に感染』と主張(2022年2月11日)

入管施設で収容されていたパキスタン出身の男性が、入管が電気カミソリなどを使い回したことが原因でB型肝炎を患ったとして、国に損害賠償を求めて訴えを起こしました。

 訴えを起こしたのはパキスタン国籍の40代の男性で、訴状によりますと、男性は2012年に名古屋入管などに約8か月間収容され、仮放免となった後、B型肝炎ウイルスに感染していたことがわかりました。

 当時入管は電気カミソリなどを消毒しないまま使い回していたということで、男性側はこうした対応が原因でB型肝炎ウイルスに感染したと主張しています。その上で、こうした入管の対応は違法だとして、国に対して約1500万円の損害賠償を求めています。

 パキスタン国籍の男性は「治療費が高く助けてほしいと何度も入管に訴えたが対応してもらえなかった」と話しています。

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