【邦人退避】待機していた航空自衛隊「C2輸送機」など2機がスーダンへ

【邦人退避】待機していた航空自衛隊「C2輸送機」など2機がスーダンへ

【邦人退避】待機していた航空自衛隊「C2輸送機」など2機がスーダンへ

スーダンに滞在する日本人の退避が急がれる中、日本政府に動きがありました。日本政府の関係機関の職員らが、スーダン東部の町へ向かったといいます。そして、ジブチで待機していた航空自衛隊の「C2輸送機」など2機が、スーダンに向かったということです。スーダンで退避を待っていた日本人の1人が、現地から動画を投稿して、その思いを語りました。

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アフリカ北東部・ジブチに23日、フランス軍の輸送機が到着しました。乗っていたのは、スーダンから退避してきた人たちです。フランス外務省は「23日から24日にかけて退避させた388人の中には、日本人2人も含まれている」と発表しました。

現地に滞在する日本人、約60人の退避が急がれる中、スーダンでは激しい戦闘が起きていて、街中では銃声が響き渡ります。武装しているのは、準軍事組織「RSF」です。2021年のクーデターで実権を握ったスーダン軍と衝突していて、WHO(=世界保健機関)によると、これまでに少なくとも420人が死亡しています。

21日から3日間の停戦期間が設けられましたが、その間も街では爆発音が鳴り響いていました。

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スーダンで15年以上、医療支援を行っている川原さんが23日、ハルツームから動画を投稿しました。

認定NPO法人ロシナンテス 川原尚行理事長
「ちょうど籠城して9日目、また停戦3日目となります」

川原さんは退避を望む日本人の1人です。

認定NPO法人ロシナンテス 川原尚行理事長
「外務省の方から連絡が来て、『大使館が指定する場所までどう行くか』『自分たちで行けるか』と聞かれました。我々としては『自分たちの車で、自力で指定された場所に行きます』と答えた」
「きょうが停戦3日目、(停戦)最終日となります。暗くなってからのオペレーションでは非常に難しいと思うので、明るいうちに自衛隊機が来てくれることを本当に心から願っております」

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そして日本時間24日午後、スーダンでは停戦の期限を迎えました。

日本政府にも動きがありました。複数の政府関係者によると、スーダンにいる日本人のうち日本政府の関係機関の職員ら数十人が、国連の職員を退避させる車列に加わり、首都ハルツームからスーダン東部の町へ向かったといいます。そして周辺国ジブチで待機していた航空自衛隊の「C2輸送機」など2機がスーダンに向かったということです。

岸田首相(24日午前)
「邦人の安全確保、そして退避について、関係各府とも緊密に連携をしながら、この安全確保・退避に全力を挙げて対応していきたいと思います」

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各国もスーダンからの退避を本格化しています。ドイツ・ベルリンの空港には24日、退避した101人を乗せた航空機が到着しました。ロイター通信などによると、これまでに自国民など311人をスーダンから出国させたと明らかにしています。

停戦期限を過ぎて、今後さらに戦闘が激しくなるとみられていて、各国が退避を急いでいます。
(2023年4月24日放送「news zero」より)

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