“ミニ・トランプ”デサンティス知事が岸田総理表敬 アメリカ大統領選を見据え存在感をアピールか|TBS NEWS DIG
来年のアメリカ大統領選挙に向けて存在感を示す狙いがありそうです。ミニ・トランプと称される人物が来日し、岸田総理と面会しました。
きょう、総理官邸に現れたのはアメリカ・フロリダ州のデサンティス知事。来年の大統領選で野党・共和党からの出馬が取りざたされています。
米・フロリダ州 デサンティス知事
「ここに大谷選手が現れたら良いんですけど、そうはいかないのが世の常です」
総理官邸でおよそ40分間にわたり、岸田総理と日米の安全保障分野の関係強化や経済連携などについて意見交換しました。面会はデサンティス氏側からの要請だということで、大統領選を見据え、自らの存在感を内外にアピールする狙いがあるとみられます。
デサンティス氏は、ライバルとなるトランプ前大統領に「遅れをとっているが」と報道陣から問われると…
米・フロリダ州 デサンティス知事
「私はまだ候補者じゃないので、状況が変わったらまた考えましょう」
こう答え、記者の質問をかわしました。
そのデサンティス知事。いったい、どんな人物なのでしょうか。先週金曜日、その姿がワシントン近郊のイベント会場にありました。
米・フロリダ州 デサンティス知事
「フロリダ州は私たちの共有する考えや価値が政治的に実現している場所です」
デサンティス氏はフロリダ州生まれの44歳。連邦下院議員に当選した後、トランプ前大統領との関係を築き、全面的な支援を受けて2018年、州知事に当選。「ミニ・トランプ」「賢いトランプ」などと呼ばれるようになりました。
米・フロリダ州 デサンティス知事
「左翼やメディアが何を言おうが、心配する必要はないんです。正しいことをやればいいんです」
共和党員
「デサンティス氏は党をまとめる人だと思います」
新型コロナ対策では、学校でのマスク着用やワクチン接種の義務化に反対し、教育分野では性自認について授業で触れることを禁止。そんな知事が一気に次の大統領候補と目されるようになったのは、去年の中間選挙がきっかけでした。事前の予想よりも票を伸ばせず共和党が苦戦するなか、州知事選で歴史的な大差をつけて再選しました。
一方、トランプ氏はその躍進を今では苦々しく見ているようです。
トランプ前大統領
「デサンティスは世論調査をみると、控えめに言って私ほどうまくいってないようだ」
NBCテレビの最新の調査で共和党員からの2人の支持率はここにきて差を詰めていて、さらにデサンティス氏は3位以下の有力候補たちを大きく引き離しています。
そんな知事に注目したのが日本政府。中間選挙直後に日本の駐米大使は知事と面会し、日米関係の重要性を強調しました。そして今回、日本政府や経済界からの積極的な働きかけがあり、訪日が実現したのです。
日本に続けて韓国、イギリスなどを訪問するデサンティス氏。外交面での経験値をあげて、来月中にも出馬表明する可能性が取りざたされています。
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