「疲労困ぱい立っていられない」山上容疑者“母の近況”を伯父明かす 献金額も…(2022年7月15日)

「疲労困ぱい立っていられない」山上容疑者“母の近況”を伯父明かす 献金額も…(2022年7月15日)

「疲労困ぱい立っていられない」山上容疑者“母の近況”を伯父明かす 献金額も…(2022年7月15日)

 安倍元総理の銃撃事件で山上容疑者の伯父が取材に応じ、母親が旧統一教会にのめり込んでいく様子を明かしました。母親は事件後、この伯父の自宅に身を寄せ、検察の調べに応じているということです。

 報道陣に取り囲まれているのは、山上徹也容疑者の伯父にあたる男性です。

 旧統一教会、現在の世界平和統一家庭連合に入信する容疑者の母親は、この伯父のもとに事件後から身を寄せているそうです。

 山上容疑者の伯父(77):「(Q.(母親は)捜査に応じている?)応じていますよ、私が応じさせている。私は『お前出ろよ』と言っている。(聴取に)同席もしていますよ」「(Q.(母親は)なぜ、こちらに身を寄せたのか?)私が電話したんです、『すぐにタクシーに乗れ』と。事件があってすぐです」「(Q.事件が起きてから1週間)(母親は)ダウンしています、疲労困憊(こんぱい)して寝ていますよ。携帯電話で教会と連絡取っているか知りません。上(の階)にいるから」

 伯父の説明によりますと、山上容疑者が4歳だったころに父親が自殺。母親は相続した不動産を売却し、生命保険金など、教会に総額1億円ほど献金にしていたといいます。

 親が入信したのは、教会側が会見で話していた1998年ごろではなく、1991年ごろだったと説明。

 山上容疑者の伯父:「即、入会とほぼ同時に2000万円献金。さらに、すぐ3000万円。その後3年後くらいに現金で1000万円。合計6000万円ですよね」

 さらに、母方の祖父が亡くなり、自宅など相続後も献金を繰り返したあげく、自己破産となったそうです。

 山上容疑者の伯父:「現金の方に関しては1回(の献金で)何十万円、100万円とかね。こんなのがいくようになっている。これを入れると、1億数千万円か数百万円ですよね。申し訳ないけど、総額いくらあったかは本人も覚えていない。次から次へと献金しているから」

 伯父によりますと、山上容疑者は、海上自衛隊に所属していた2005年に自殺未遂を起こしていました。

 その理由は、旧統一教会への献金によって生活が困窮した兄と妹に、自身の生命保険金を渡すことが目的だったといいます。

 山上容疑者の伯父:「この時に、海上自衛隊が本人から事情聴取をしている。山上容疑者から(聴取書には)『統一教会によって人生がめちゃくちゃになった』と書いてあった。ただ『兄も妹もめちゃくちゃになっているので、自分の命、それを』という感じでした」

 その後、小児がんで闘病を続けていた兄も失ってしまった山上容疑者…。別の親族は、当時の落胆する様子をはっきりと覚えていました。

 山上容疑者:「兄ちゃんアホやな、なんで死んだんや。生きていれば何とかなるやないか」

 破産や家族関係の崩壊などが重なり、教会への恨みを募らせていった可能性があります。

 安倍元総理銃撃の前日に防犯カメラで捉えられた山上容疑者とみられる姿です。

 容疑者は、参院選期間中に安倍元総理の遊説先である岡山へ行った旨の供述をしていて、『3発発射できる銃を持って行った』などと話しているそうです。しかし、手荷物検査があったため、会場には入らなかったといいます。

 山上徹也容疑者:「仕事を辞めて所持金が尽きた。死ぬ前にやろうと決心した。どうしても統一教会が許せず、それにつながっている安倍元総理を撃った」

 信者である母親は事件後、伯父の家に寝泊まりし検察の事情聴取にも応じているといいます。

 山上容疑者の伯父:「(Q.どういう状態で母親はここへ来たのか?)疲労困憊、立っていられなかった」「(Q.事件の報道などを目にした母親の反応は)何も思わないでしょ…何も思ってないですよ。思うんだったら、脱会していますよ」

 世界平和統一家庭連合・田中富広会長:「破綻されている、ということがこちらで知っていた立場でさらに、そこに献金を願うあるいは要求するということはありません。また、そのように指導はしていません」

 教会側は、破産後の容疑者の母親について献金など要求していないとし、さらに14日、5000万円を返していたと主張。

 しかし、伯父は献金を巡り、破産後も母親が献金を理由に度々、金を無心しに来ることがあったと反論します。

 山上容疑者の伯父:「『破産後も、教会へ行き続けている』と本人(母親)から聞きましたよ。あまり稼ぎがないので額的には…と言っていた。多額献金はできないと。統一教会が弁解として『5000万円を返しました』と言っている。これはね、私が統一教会に対して(母親の)破産の内容を全部知らせろと、献金の一覧を全部出せと言った。そうしたら、統一教会の方が『5000万円で勘弁して下さい』。全部うやむやにするために」

 母親は、憔悴しているというものの、事件については特に話をしていないそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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