「熱帯魚」住宅街で“大量繁殖”・・・生態系への影響も(2022年5月18日)

「熱帯魚」住宅街で“大量繁殖”・・・生態系への影響も(2022年5月18日)

「熱帯魚」住宅街で“大量繁殖”・・・生態系への影響も(2022年5月18日)

 神奈川県の住宅街にある水路で、魚を次々と網で捕らえていきます。

 撮影したのは、ユーチューブで生き物に関する動画を投稿している、あらかわさん。この魚は一体・・・。

 「あらかわちゃんねる」あらかわさん:「『ゴールデンゼブラシクリッド』と呼ばれる種類で。ショップだと、200円から500円くらいで売られている。大体50匹から80匹くらいは捕れたと思います。川の中には、1000匹以上まだ残っていると思う」

 この「シクリッド」、本来はアフリカに生息する熱帯魚です。誰かが観賞魚として飼っていたものを水路に放し、繁殖したとみられています。

 しかし、なぜ気候が違う日本で繁殖したのでしょうか。

 あらかわさん:「高度処理水という温かい水が流れていて。大体、冬でも18度から20度前後あるので。アフリカの生き物でも、18度以上あると日本で生き延びられる」

 専門家は今後、生態系に影響が出る恐れを指摘しています。

 自然保護団体「NPO birth」・久保田潤一氏:「雑食性なので、捕食される生き物への影響と、暮らす場所とか同じようなエサを利用している在来種が、エサを奪われる。競合するという言い方をしますが、そういった影響が出てくる可能性がある」

(「グッド!モーニング」2022年5月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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