【山梨・道志村】人の頭の骨が見つかる 不明女児の母「無事に戻ると信じている」
山梨・道志村で人の頭の骨が見つかりました。近くのキャンプ場では3年前の9月に当時7歳の小倉美咲さんが行方不明になっていて、警察は骨の鑑定を進めるなど慎重に調べています。こうした中、美咲さんの母親・とも子さんが日本テレビの取材に応じ、「無事に戻ると信じています」と心境を明かしました。
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26日午後6時すぎ、行方不明になっている小倉美咲さんの母・とも子さんが日本テレビの取材に応じました。
美咲さんの母親 小倉とも子さん
「私としては『美咲が無事に戻ってきてくれる』と信じていますので、『美咲のものではない』と思っています。一日も早く、私たちのもとに戻ってきてほしいと日々、願いながら、できる活動を続けています」
「警察の方から『そういったもの（人骨のようなもの）が出てきた』という電話はいただいた。ただ、鑑定もしていない状態なので、一応ご報告だけということだったので、私としても『美咲ではないと信じて、結果をお待ちしてます』と伝えました」
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2019年9月、娘の美咲さん（当時7）は山梨・道志村のキャンプ場で行方がわからなくなりました。美咲さんは母親のとも子さんに「遊びに行ってくる」と伝え、友人たちを1人で追いかけた後、行方不明になりました。
当時、とも子さんは「この山は、たぶんほとんど斜面を全部、降りて捜しました。でも見つかりませんでした。動物がとっても大好きで、すごく優しい子です。私の大切な宝物です…」と涙をぬぐいながら、話していました。
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実は今回、道志村の山中で「人の頭のような骨を見つけた」と通報がありました。23日、ボランティアとして美咲さんの捜索に訪れた40代男性が、骨の一部のようなものを発見したのです。男性は写真を撮って一旦、現場を離れたものの、25日には再び現場に戻り、通報したということです。
その後、捜査関係者が調べたところ、見つかったのは人の頭の骨だったことがわかりました。人の頭の骨が見つかったのは、美咲さんがいなくなったオートキャンプ場から東に約600m離れた山の中でした。26日朝から約40人態勢で付近の捜索が行われましたが、他の部分の骨や着衣などの遺留品は見つかっていません。
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娘の美咲さんが行方不明になって、約2年半。2021年9月21日時点で、のべ5200人以上が捜索にあたってきました。
小倉とも子さん（2019年）
「娘が行方不明になっていまして、捜しています」
これまで、とも子さんは「少しでも手がかりを得たい」とビラを配り、自らの足で現場の捜索も行いました。
小倉とも子さん
「『必ず絶対戻ってくる』という強い気持ちで、これからも美咲を捜し続けようと思っています」
さらに、情報を求めるホームページも開設するなど娘を捜し続けていますが、いまだ有力な情報は見つかっていません。
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警察からの連絡を受けて、とも子さんが心境を明かしました。
小倉とも子さん
「私としては、『美咲が無事に戻ってきてくれる』と願っているので、7歳の誕生日を最後に2年間、誕生日を一緒に過ごせていないので、10歳の誕生日は節目でもあると思うので、一緒にお祝いしたいと強く思っています」
また、とも子さんは、情報提供を呼びかけました。
小倉とも子さん
「私たち家族・友人はみんな美咲の無事を信じて、帰りを待ち望んでいますので、全国のどこにいるかわからないので、みなさんからの情報を頼りに捜し続けています。情報提供を引き続き頂けたら、ありがたいです。よろしくお願いします」
警察は見つかった骨の鑑定を進めるなど慎重に調べていて、27日も捜索を行う予定です。
【情報提供先】
山梨県警 大月警察署 0554－22－0110
（2022年4月26日放送「news zero」より）
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