岸田政権の「中間評価」…衆参5補選は自民が“4勝1敗” 今後の運営で追い風となるか(2023年4月24日)
23日、衆議院と参議院の5つの補欠選挙と、統一地方選後半戦の投票が行われた。岸田政権の「中間評価」と位置付けられた今回の選挙。今後、政権運営に影響はあるのだろうか?
■安倍元総理の遺志を継ぐ…吉田氏が初当選
自民党 茂木敏充幹事長:「選挙前の勢力、自民3議席、野党2議席に対して4勝することができた。政権に対して、前向きな評価」
岸田政権の「中間評価」と位置付けられた、衆参5つの補欠選挙。
衆院山口2区は自民党公認の新人で、前職の岸信夫前防衛大臣の長男・岸信千世氏(31)が初当選。世襲に対する厳しい視線が注がれるなか、元法務大臣の平岡秀夫氏(69)を退けた。
衆院山口2区 自民党公認 新人 岸信千世氏:「この結果を受け止めて、全力でこの国の、そしてこの県の課題に取り組む」
衆院山口4区では、安倍元総理の遺志を継ぐと訴えた自民公認の吉田真次氏(38)が初当選した。
衆院山口4区 自民党公認 新人 吉田真次氏:「志半ばで命を奪われてしまった安倍晋三先生の無念さを晴らしたい。その気持ちで戦ってきた選挙」
■自民が4勝1敗…岸田政権の追い風となるか
山口では、自民の公認候補がいずれも勝利を収めたが…。
衆院和歌山1区は、日本維新の会の新人・林佑美氏(41)が自民公認の元職・門博文氏(57)を破り初当選した。
衆院和歌山1区 日本維新の会公認 新人 林佑美氏:「保守王国の和歌山で維新が1議席をとったことは、『今までの古い政治を新しく変えてほしい』『新しい和歌山にしてほしい』という有権者の強い思いが、今回の選挙の結果になった」
自民は、岸田文雄総理大臣が2度和歌山に入るなど、党を挙げて議席獲得を目指したが及ばなかった。
残る衆院千葉5区、参院大分選挙区は、いずれも自民党の新人候補が初当選を果たした。
今回の5つの補選で自民党は4勝。この結果は、今後の政権運営や衆議院の解散戦略などで、岸田政権の追い風となるか。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年4月24日放送分より)
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