シルバニアファミリー 世界で唯一「ファンが営む専門店」31年の歴史に幕 イギリス(2023年4月22日)
世界中から愛されている動物の人形「シルバニアファミリー」。イギリスで30年以上、販売を続けて来た専門店が22日に閉店を迎え、ファンたちが別れを惜しみました。
日本のおもちゃメーカー「エポック社」が手掛ける動物の人形とドールハウスのおもちゃ「シルバニアファミリー」は1985年の発売以来、世界70以上の国と地域で販売されています。
イギリスでは多くのおもちゃ店で扱われていますが、1992年にファンのイギリス人夫婦が自ら仕入れと販売をする専門店を開きました。「ファンが営む専門店」は世界でこの店だけだということです。
豊富な品ぞろえを目当てに、ヨーロッパや南米、アジアから多くの客が訪れていましたが、オーナー夫婦が高齢のため閉店となりました。
店を訪れた客:「4歳のころからここに来ています。本当に人生を通して、ここに来ています。閉店はとても悲しいです」「(Q.ファン歴はどれくらい?)40年近くになります。長い時間です。シルバニアファミリーは特別です。とっても特別なんです」
今後は、夫婦の娘がオンラインで販売を続けるということですが、ファンの喪失感は大きいといいます。
ロンドン郊外に有名なコレクターがいるということで自宅を訪ねました。
18歳のエイミーさんは、3歳の誕生日プレゼントで初めてシルバニアファミリーと出会いました。
コツコツためたお小遣いなどで手に入れた人形は950体以上。ドールハウスも50近くあります。
エイミー・ケンプさん:「ロンドンの専門店には9歳の時に初めて行きました。まるで別世界に入り込んだような、本当に素敵な場所でした。素晴らしい場所だったのに閉店してしまうのは悲しいです。これからもずっと一生かけて、シルバニアファミリーを集め続けます。だって大好きだから」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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