“邦人退避”自衛隊機がジブチへ『停戦合意』発表も…戦闘続くスーダン(2023年4月21日)

“邦人退避”自衛隊機がジブチへ『停戦合意』発表も…戦闘続くスーダン(2023年4月21日)

“邦人退避”自衛隊機がジブチへ『停戦合意』発表も…戦闘続くスーダン(2023年4月21日)

スーダンの民兵組織『RSF』は21日、国軍と72時間の停戦に合意したと発表しました。

民兵組織『RSF』:「本日(21日)午前6時からの72時間の人道的な停戦を承認した。これは市民の避難のための人道回廊が開かれ、ラマダン明けの祝日を祝う機会を与えるためである」

対する国軍。これまで“停戦”について、はっきりさせてきませんでしたが、首都周辺にいる民兵への掃討攻撃を仕掛け始めたということです。

現地で医療支援を続ける日本人、認定NPO法人『ロシナンテス』の七條孝司さんはこう話します。

七條孝司さん:「午前11時過ぎくらいでしょうか、単発で飛行機から爆弾が落ちるのか、あるいは戦車のようなもので飛ばしているのか、ヒューン、ドンという音が1時間に1~2回聞こえます」

いまだ戦闘が続くなか、日本政府は…。

松野官房長官:「今般の72時間の停戦が、人道的観点から履行されることを強く求めます」

こうした状況のなか、スーダンに滞在する日本人を退避させるため、自衛隊の輸送機がジブチに向けて出発しました。空港にたどり着けない日本人を輸送するため『ブッシュマスター』という輸送防護車の派遣も検討されています。

ただ、現地は、一刻を争う事態になりつつあります。これまでに413人が死亡、3551人がけが。市内に74ある病院のうち、52カ所が機能不全に陥り、患者の受け入れもままならないようです。

救急室ボランティア:「全ての病室を救急用に使用している。スタッフや薬品が不足していて、患者の命に関わっている」

さらに、生活に不可欠な電気や水といったインフラも…。

ハルツーム市民:「みんな苦しんでいる。ボトルの飲料水さえ売っていない。政府は救助隊など通じて、困っている人に給水をしてほしい」「これは単なる権力闘争だ。みんな自分のことしか考えていない。水も電気もないまま放置されている。市民のことは気にもしていない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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