報道写真コンテスト 大賞に「マリウポリの妊婦」(2023年4月21日)
世界的な報道写真コンテストで、ウクライナ侵攻の「不条理と恐怖」を捉えた作品が大賞に選ばれました。
去年3月にウクライナ南東部マリウポリで撮影された1枚の写真。ロシアの空爆を受けて担架で運ばれる妊婦が大きくふくらんだお腹に左手を添えています。
AP通信のウクライナ人カメラマン、エフヘニー・マロレツカ氏が撮影したこの写真は、オランダ・アムステルダムで開かれた世界報道写真コンテストで6万を超える応募の中から大賞に選ばれました。
エフヘニー・マロレツカ氏:「ロシアがマリウポリやウクライナの他のすべての都市で行ったことの証拠を明示するために我々は社会に対して撮影したもの、ほとんどすべてを見せてきました」
去年2月のロシアによる侵攻開始直後からマリウポリで報道を続けてきたというマロレツカ氏は「忘れたくても忘れられない瞬間だ」と撮影当時の状況を語りました。
審査員は「不条理と恐怖を捉えた作品だ。ウクライナ侵攻が一つの世代だけでなく、複数の世代に影響を与えることを明白に示している」と評価しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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