中国で映画「スラムダンク」公開 前売り券“過去最高”22億円超に 熱烈ファン集結(2023年4月20日)

中国で映画「スラムダンク」公開 前売り券“過去最高”22億円超に 熱烈ファン集結(2023年4月20日)

中国で映画「スラムダンク」公開 前売り券“過去最高”22億円超に 熱烈ファン集結(2023年4月20日)

 中国で20日から公開された映画「スラムダンク」。前売り券の売上が過去最高となる22億円を超えていますが、なぜこんなにも中国で愛されているのでしょうか。

■前売り券“過去最高”22億円超に

 上映開始までまだ2時間ほどあるんですが、もうすでにお客さんが長い行列を作っています。驚くべきはここだけではなく、北京市内の多くの映画館で同じように午前0時から上映が始まったということです。

 20日、中国で公開初日を迎えた日本のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」。前売り券の売り上げは19日までに1億1000万円、22億円を超え、中国で上映された海外アニメ映画の過去最高額を更新しています。

 「スラムダンクは」が連載されたのは1990年代と少し前の作品の映画化ですが、なぜ今、中国で大ブームになっているのでしょうか。

 客:「先生、バスケがしたいです」

 あの名ゼリフ「先生、バスケがしたいです」を皆が知っています。公開初日に訪れた人々を見ると、多くが20代後半から30代のようです。

 深夜に映画を見に来た客:「安西先生の言葉『諦めたらそこで試合終了ですよ』は、どんな時代の人も励まされているはずです。(スラムダンクを見たのは)中学校に入ってからかな…高校生からです」

 インターネット上では、中国での公開を待ち切れず日本で映画のチケットだけを買ったというファンもいました。

 中国の「スラムダンク」ファン:「この日を20年間ずっと待っていた。ファン歴が長いので本当に興奮しました」

■なぜ?中国で“大人気の理由”とは

 20代後半から30代の中国人にとって、なぜこれほどスラムダンクは人気なのか。中国の映画事情に詳しい専門家は。

 映画ジャーナリスト・徐昊辰さん:「90年代に北斗の拳、一休さんやドラえもん、全部、中国のテレビ局で放送されていて、90年代後半にスラムダンク(が放送)。当時、日本アニメの人気度はピークに」

 中国では1998年にスラムダンクが放送され、青春を描いたこれまでにない内容で大人気になったといいます。

 映画ジャーナリスト・徐昊辰さん:「(スラムダンクの)放送時間が夕方だった。夕方の町中に若い人がいない状態。次の日の朝、学校でスラムダンクの話をしたり、放課後にバスケをやったりした」

 当時のスラムダンク人気には、もう一つ大きな背景がありました。

 映画ジャーナリスト・徐昊辰さん:「90年代に中国国営テレビがアメリカのNBAを放送し始めた。ちょうどその時が伝説のマイケル・ジョーダンの全盛期。バスケへの関心がものすごく高くなっていて、本当に同じ時期にスラムダンクが入ってきて、すごく上手く化学反応が起こった」

 スラムダンク世代からの支持を受け、大人気の「THE FIRST SLAM DUNK」。中国では4月中に大作映画の公開はないということで、しばらくこの人気が続きそうだといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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