“債務上限”めぐり米バイデン政権と野党・共和党の対立深まる 夏にも“債務不履行”に陥る恐れも|TBS NEWS DIG
アメリカでバイデン政権が、政府が借金できる額の上限の引き上げを議会に求めるなか、野党・共和党は政府支出の大幅削減という政権にとって受け入れがたい条件を突き付けました。与野党の対立は激しさを増しそうです。
アメリカでは既に政府の債務が上限に達していて、与野党が合意しなければ夏にも債務不履行(デフォルト)に陥るおそれが指摘されています。
バイデン大統領が上限の引き上げを求めるなか、共和党のマッカーシー下院議長はそれを可能にする法案を発表しました。ただ、政府の支出を日本円でおよそ600兆円も削減するという条件を盛り込んでいます。
野党・共和党 マッカーシー下院議長
「大統領は債務の危機を無視している。バイデン大統領には選択肢がある。交渉のテーブルについて、党派による争いをやめるべきだ」
一方、バイデン大統領は支出の削減は中間層への打撃が大きいとして、無条件での上限引き上げを改めて主張。「債務不履行を人質にとっている」と共和党を批判しています。
バイデン大統領
「デフォルト(債務不履行)での駆け引きはやめましょう。そして経済の成長、コストや債務の削減について真剣な話をしましょう」
アメリカ国債の信任が揺らぐような事態になれば、日本を含めた金融市場の混乱は避けられません。バイデン政権と共和党が折り合えるのか、世界の市場も神経をとがらせることになります。
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