「日光」に“外国人観光客”殺到…“遅咲き桜”見頃 喜びの声「まだこの時期に」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年4月19日)

「日光」に“外国人観光客”殺到…“遅咲き桜”見頃 喜びの声「まだこの時期に」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年4月19日)

「日光」に“外国人観光客”殺到…“遅咲き桜”見頃 喜びの声「まだこの時期に」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年4月19日)

 週末の「日光」には、外国人観光客が多く見られます。なぜ今、日光には外国人観光客が多いのでしょうか。

■標高差で“開花がバラバラ” “遅咲きのサクラ”楽しめる

 美しいサクラ。そして「緑」や「黄色」に色付き、雄大な山々が広がる栃木県日光。

 丸窓から見える、美しい“しだれザクラ”。「田母沢御用邸」は、120年以上前に大正天皇の静養のために建てられ、国の重要文化財に指定されています。

 夏は、庭園一面に広がる「緑」。秋は、色鮮やかなモミジが風情を醸し出す「赤」。冬は、パウダースノーに包まれる「白」。そして春は、サクラの「ピンク」。春夏秋冬で、全く違った表情をみせ、四季折々の景色が楽しめます。

 「鬼怒川温泉」にある神社の境内では、およそ50本のソメイヨシノなどが咲き誇ります。夜になると、ライトアップされたサクラが圧巻の光景を映し出します。

 水面にはサクラの花びらが浮かび、反射された和傘も幻想的な雰囲気を演出します。

 大阪から観光に来た親子:「素敵です。(日光のサクラは)自然体のままっていう感じ。まだ、この時期にサクラ咲いているんですね」

 神奈川から車で来た夫婦:「今年特に早くて、あっという間に向こう(関東)は散っちゃっていたので」「もうサクラ散っていると思って来たけど、期待以上だった」

 都心から、車でおよそ2時間で来ることができる日光。標高差などでサクラの開花が地域によってバラバラなため、長い期間に渡って“遅咲きのサクラ”を楽しめます。

■浅草から“特急で1本” 外国人に人気のスポット

 多くの人でにぎわいをみせている日光。なかでも、ひと際多かったのが…。

 東武日光駅前は、外国人観光客であふれかえっていました。続々と駅から、外国人観光客が降りてきます。

 駅近くに咲いているサクラに見とれる人たち。バスには、多くの人が乗り込み、並んでいるのは、ほとんどが外国人観光客。疲れたのか、道の脇で座り込んでいる人もいます。

 日光は、外国人観光客の拠点となる東京・浅草から特急で1本、2時間弱というアクセスの良さもあり、人気の観光スポットとなっています。

 スペインから来た観光客:「お寺とか見に来ました」

 オーストラリアから来た観光客:「日本の雰囲気や文化的なものを感じたいわ」

■人気エリア「日光東照宮」 道路は渋滞に…

 世界遺産に登録されている「日光の社寺」。その一つ、江戸幕府初代将軍・徳川家康ゆかりの「日光東照宮」。高さ36メートル、重要文化財の「五重塔」も趣深い雰囲気を醸し出します。

 チケット売り場には、外国人が驚くほどの、長蛇の列ができていました。

 中に進むと、境内は多くの外国人観光客でにぎわっていました。さらに…。

 サクラが咲いている駐車場は「満車」。車列は、先が見えないほど奥まで伸びています。

 東照宮に続く別の道では、渋滞も。東照宮は人気エリアなため、周辺の駐車場のほとんどが満車になっていました。

■お目当ての“サクラ満開”に…「イッツ、クール」

 初めて日光のサクラを見にレンタカーで来たというオーストラリア人のアレゴスさん。

 アレゴスさん:「とてもきれいだわ。日本の他の場所では見られないようなお寺が、色とりどりできれいだった」「サクラを見に来たけど、遅かったみたいだよ。でも今は、とても良い季節で、天気も良くて美しいね」

 めげずにサクラを探し続けること3分。アレゴスさんが見つめる先には…。

 アレゴスさん:「イッツ、クール。ワーオ!」「おー本当に素晴らしいわ!」

 美しい白に染まったサクラ。世界遺産の「輪王寺」。樹齢およそ500年の天然記念物「金剛桜」が、満開になっていました。

 多くの外国人観光客が、カメラで撮影しています。訪れた人は…。

 アルゼンチンから来た観光客:「美しいわ」

 チェコ、ポーランドから来た観光客:「きれいに咲いているわ!東京はもう咲いていないから。ビューティフル!サプライズ!」

 満開を迎えた金剛桜に、アレゴスさんもご満悦!

 アレゴスさん:「ハッハッハッ、最高!」

 家族でサクラをバックに記念撮影。

 アレゴスさん:「アメージング、ビューティフル。混んでいたけどラッキーだったよ」

 そして、離れた駐車場へ歩いていくアレゴスさん。道中に咲くサクラを見つけると、すかさず撮影。

 アレゴスさん:「ありがとう!」

■“4年ぶり”の開催 「弥生祭」の宵まつり

 午後2時、日光の中心街では、徐々に交通量が増え始めます。

 片側車線を複数台が埋めつくし、歩道も地面が見えないほど人であふれています。その正体は…。

 華やかに飾り付けられた「山車(だし)」。およそ1200年の歴史があり、「県の無形民俗文化財」に指定されている「弥生祭」の宵まつり。

 東西11の山車が市内を練り歩き、日光に春の訪れを告げる祭りです。近年は新型コロナの影響で中止でしたが、4年ぶりの開催で多くの人が訪れていました。

 伝統的な祭りに、多くの外国人観光客も“釘付け”。

 コロンビアとチリから来た観光客:「まさか、祭りに遭遇するとは思わなかった。日本文化のひとつよね」「伝統的な祭りが見られてよかったわ」

 アメリカから来た観光客:「ビューティフル!」「ゴージャス!」

■日本の“伝統文化”に外国人釘づけ

 初来日だという、カナダ人のアンドリューさん。

 アンドリューさん:「旅行に行くのに祭りがあるって聞いて、祭り目当てで来たんだ。素晴らしいよ、文化の歴史を感じる。カナダは比較的新しい国だから、日本と違って伝統文化も乏しい。日本で形成された文化を体験できるのは、本当に特別なことだね」

 日本の伝統文化に、ご満悦のアンドリューさん。すると突如、花火が上がりました。

 新型コロナで減少していた国内外の観光客が戻り始めたとして、“日光の復活を祈願”した花火が打ち上げられ、歓声が上がります。

 アンドリューさんは、笑みがこぼれVサイン。

 アンドリューさん:「とっても楽しかった!!橋から花火が見えて、キレイだったよ」

 遅咲きのサクラを求めて多くの人が訪れている日光。今後、「中禅寺湖」のサクラが、ゴールデンウイークごろに楽しめそうです。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年4月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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