ウクライナ東部紛争で息子が戦死 「さらに犠牲が・・・」母親が不安語る(2022年2月10日)
ウクライナ東部の紛争で息子を失った母親がANNのインタビューに応じ、ロシア軍が侵攻すれば家族へさらなる犠牲が出かねないことへの不安を語りました。
ウクライナ東部で続く紛争では、これまでに1万4000人以上の犠牲が出ています。その多くが自ら前線に向かった義勇兵たちです。
オレグさんの母親・アンナさん:「息子のオレグを思い出さない日はありません。彼の部屋で毎朝おはようのあいさつをします。いつも息子は私のそばにいます」
オレグ・ドガさん(当時33)。2014年、ウクライナ東部で戦死しました。
オレグさんは義勇兵として自ら軍に志願し、たった4日間の軍事訓練を受けただけで、前線に配置されました。
その3カ月後、車で移動中に親ロシア派からの奇襲攻撃を受け死亡しました。
オレグさんの母親・アンナさん:「オレグが軍に志願したと聞いた時、『なんでそんなことをしたの!』と聞きましたが、止められませんでした。今でも後悔しています」
オレグさんの部屋は今も当時のままで、使っていたパイプやかみそりなどの日用品が並べられています。
オレグさんの母親・アンナさん:「本当に恐ろしい。私の息子や娘たちはロシアが攻めてきたら戦うと言っています。夫も絶対に戦うと言っています。私にはどうすることもできません」
息子の死から8年、ロシアの侵攻に備え、家族たちは軍への志願を検討しているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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