「プーチン氏を心配したうえであえての発言」ワグネル創設者“戦争終了”の真意は(2023年4月17日)

「プーチン氏を心配したうえであえての発言」ワグネル創設者“戦争終了”の真意は(2023年4月17日)

「プーチン氏を心配したうえであえての発言」ワグネル創設者“戦争終了”の真意は(2023年4月17日)

ロシアの民間軍事会社『ワグネル』の創設者・プリゴジン氏が、突然、“戦争終了”に言及しました。
『ワグネル』創設者・プリゴジン氏:「理想的な選択肢は、特別軍事作戦の終了を宣言すること。すべての人々に対して、ロシアは計画していた結果を達成したと伝えることである」

そのうえで、これ以上、侵攻を続けても占領地域の拡大は困難だとし、ウクライナの反攻で、ロシアが敗北する可能性にも言及。さらに、こんな発言もしました。
『ワグネル』創設者・プリゴジン氏:「ウクライナは、かつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だ」

プーチン大統領の「ウクライナはロシアの一部」という持論に、異を唱えるような発言とあって憶測を呼んでいます。

プリゴジン氏の発言について、専門家は、こう話します。
防衛省防衛研究所・兵頭慎治氏:「一見、プーチン大統領を批判しているようだが、そうでもないともいえると思う。これから戦況がさらに悪化し、ロシア側の犠牲が拡大していけば、プーチン大統領にとって、来年の(大統領)選挙で圧勝することが難しくなる。これをプリゴジン氏も心配したうえで、あえて方針転換を迫るような、こういう発言をしたと。プーチン大統領に公の場で物申すことができる数少ない人物として、自らの政治的影響力を強く誇示する。またプーチン大統領も、むげに圧力をかけることも難しい。それくらいプリゴジン氏の政治的発言力は、今、高まっている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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