「五輪マスコット」爆発的人気!ぬいぐるみは入手困難・・・“外交”の舞台にも(2022年2月10日)
ぬいぐるみは、入手困難となっています。
店の前に、長い行列ができています。行列の先に見えてきたのは、北京オリンピック公式マスコット「ビン・ドゥンドゥン」のぬいぐるみです。
丸々とした体とたれ目が特徴のパンダをモチーフにしたキャラクターです。
オリンピックの開幕と共に、人気に火がつき、中国国内では、消防士がホースを使ってビン・ドゥンドゥンを作る動画や、愛らしい手作りのビン・ドゥンドゥンの写真をネットに掲載する人であふれています。
ビン・ドゥンドゥンのぬいぐるみは、売り場はもちろん、現在はネットでも入手が困難な状況になっています。
中国の大手通販サイトで検索すると、キーホルダーや切手などは出てきますが、ぬいぐるみはどこを探しても出てきません。
マスコットを高値で転売した男3人が、警察に逮捕される事件も起きています。
街の人:「人気が出るのは理解できます。パンダはかわいいからね」
品薄の状態を解消するため、工場では、大幅な増産が始まったといいます。そんなビン・ドゥンドゥンは、なんと政治の舞台にも“登場”しました。
中国・習近平国家主席:「あなたがビン・ドゥンドゥンを子どものお土産にするつもりと聞きました。でも、双子だと2つ必要でしょう」
中国の習近平国家主席が、モナコのアルベール2世との会談で、ビン・ドゥンドゥンのグッズを双子の子どものために贈ることを提案しました。
また、中国の国営メディアは、習主席が主催した歓迎会の際に、アルベール2世がグッズを手にする様子を伝えています。
中国側の狙いとは・・・。
テレビ朝日中国総局長・千々岩森生:「『パンダ外交』ならぬ『ビン・ドゥンドゥン外交』といいますか。まさに、これまでパンダを利用した“パンダ外交”と同じようなイメージで。人気となったマスコットのビン・ドゥンドゥンを、外交の舞台にも登場させたということだと思う。闇では値上がりしているので、中国政府的には取り締まりつつ、ビン・ドゥンドゥンはうまく色んなところで、利用していきたいというところも正直な狙い」
(「グッド!モーニング」2022年2月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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