【史上最速の桜前線】函館で開花 黄砂が猛威「視界1m以下」中国“最悪の状況”(2023年4月14日)

【史上最速の桜前線】函館で開花 黄砂が猛威「視界1m以下」中国“最悪の状況”(2023年4月14日)

【史上最速の桜前線】函館で開花 黄砂が猛威「視界1m以下」中国“最悪の状況”(2023年4月14日)

 14日の北京市内は黄砂の影響で、白くかすんでいるのが分かります。週末にかけて列島に再び飛来が予想されるなか、国内では洗車場に大行列ができていました。

■“史上最速の桜前線” 函館で開花

 過去最も早い桜前線。津軽海峡を超えました。

 函館地方気象台・藤田英治さん:「きょう函館のサクラの開花を観測したということでお願いします。観測史上最も早い最早になる」

 北海道函館で開花したソメイヨシノ。統計史上、最も早い開花発表ですが、花はもうかなり咲いています。函館市や札幌市は3月の平均気温が観測史上1位となる暖かさです。

■“4年ぶり”高山祭に外国人客も
                
 城下町に春の訪れを告げる祭りばやし。4年ぶりに人々の心を躍らせます。

 まだ桜が残る飛騨・高山。京都・祇園祭などとともに日本三大美祭でもある高山祭。コロナ禍で4年ぶりに例年通りの開催となった14日。巧みに操られるからくり人形。外国人観光客の姿も戻ってきました。

■「ひどい汚れ」洗車場に大行列
           
 心配なのは、再び飛来する予想の黄砂です。北海道のコイン洗車場は道路まで洗車待ちの車が並んでいました。

 洗車に来た人:「新車で入れたばっかり。すごい汚れちゃった。きれいにしようと思って来た」「きのう、おととい、ここ通ったら1台もなかった。(きょうは)30分待ち」

■「視界1メートル以下」まるで台風報道

 お隣は比較にならないほど“最悪の状況”です。台風のような黄砂に襲われています。

 2日連続で黄砂が確認された東京都。13日に比べ、やや黄色から白に変わったようにも見えます。

 中国は、まだ“最悪の状況”です。黄砂が1週間続く中国。ニュースも黄砂を伝えています。

 キャスター:「中国各地は黄砂に見舞われています」

 内モンゴル地区では街が不気味に赤く染まり、吹き付ける黄砂で視界はほぼ遮られます。

 ナレーター:「(黄砂が)一番強い時、視界は1メートル以下になります」

 北京でもいまだ猛威を振るう黄砂。普段なら見えるビルも、かすんでいるのが分かります。掃いても、掃いても終わりは見えません。

 北京市民:「風が強くて枝が吹き飛ばされました。とても怖かったです」「家にいても(仕事ができず)死ぬ。外に出ても死ぬ。どうせ死ぬなら外に出ようと思ったんです」

■週末再び列島へ 警戒エリアは

 週末、その中国から来ることが予想される黄砂。日本にはいつ、どこにやってくるのでしょうか。

 気象予報士・今村涼子さん:「タイミングとしては日曜の朝からかかってくる。九州、中国、四国地方あたりということになりそうです。関東など、東日本まで飛んでくる可能性はだいぶ低い。量としては今週飛んだ黄砂より少なくなる予想ですので、交通機関などには影響は出ないと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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