JR東海新社長が静岡県庁へ「リニア着工に協力を」…中国も開発 “浮上運行”初成功(2023年4月13日)

JR東海新社長が静岡県庁へ「リニア着工に協力を」…中国も開発 “浮上運行”初成功(2023年4月13日)

JR東海新社長が静岡県庁へ「リニア着工に協力を」…中国も開発 “浮上運行”初成功(2023年4月13日)

 12日、静岡県の川勝平太知事のもとを、今月就任したJR東海の社長が初めて訪問し、対面した。リニア中央新幹線を巡って、どのような意見交換が行われたのだろうか。一方、中国では、日本の技術によく似たリニア技術の研究が急速に進んでいるという。

■10年間認めず…JR東海「早期着工に理解・協力を」

 静岡県・川勝知事:「ようこそお越しいただき恐縮でございます」

 JR東海・金子慎会長:「社長の交代であいさつに参りました」

 JR東海・丹羽俊介社長:「丹羽でございます。どうぞよろしくお願いいたします」

 12日、JR東海の丹羽社長は、前任の金子会長と共に、社長就任のあいさつのため、静岡県庁を訪れ、川勝知事にリニア新幹線の工事への協力を求めた。

 東京-名古屋間を40分でつなぐ、リニア中央新幹線。JR東海は当初、2027年の開業を目指してきたが…。

 金子社長(当時):「この状態が続けば、開業の時期に影響を及ぼしかねない。国土交通省を中心に、計画が円滑に進むように、何らかの措置や指導をしてもらえるとありがたい」

 川勝知事:「足を引っ張っているかのごとく言われるようなトップのご発言がございましたけれども。とてもじゃないけど、ゴーサインを出せる状況ではありません」

 リニア新幹線について、静岡県は大井川の水資源や南アルプスの生態系に影響があるとして、およそ10年もの間、県内区間の着工を認めていない。そして…。

 丹羽社長:「南アルプストンネル静岡工区の早期着工に理解・協力をもらいたいという旨を言った」

 川勝知事:「ともかく科学的・工学的にやることが大切だということで合意した」

 いまだリニア新幹線開業の見通しは不透明だ。

■中国・超電導リニア 浮上運行に“初成功”

 こうしたリニアモーターカーの整備を急ピッチで進めているのが、中国だ。

 今月初め、中国が超電導リニアの浮上運行に初めて成功したというニュースが報じられた。時速50キロで4秒間、4センチ浮上し走行したという。

 中国・超電導リニアの研究者:「私たちの第1段階の取り組みが、大きな進展を得られたということでしょう。技術研究も含めて、多くの進展を得られたと思います」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年4月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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