「近畿日本ツーリスト」ワクチン業務で『過大請求』 オペレーター人数を少なく再委託（2023年4月12日）
ワクチンのコールセンター業務をめぐる過大請求が発覚しました。
大手旅行会社「近畿日本ツーリスト」は、東大阪市保健所から委託を受けた新型コロナワクチンのコールセンター業務で、２０２１年３月～２０２２年１２月にかけて、担当社員（５０代）が市から指定されたオペレーターの人数よりも平均で１４％少なく再委託先に発注し、市に人件費約２億９０００万円を過大請求していたということです。
担当社員は社内の聞き取りに対して「人件費を圧縮することで売り上げを上げようとした」という趣旨の説明をしているということです。
近畿日本ツーリストは全額返還するとともに、ワクチン業務を受注した全国１５０の自治体分についても不正がなかったか調査するとしています。
過大に支払っていた東大阪市は、引き続き調査するとともに、刑事告訴をするかどうかも含めて対応を検討する方針です。
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