仏年金改革反対派 マクロン大統領の外遊先でも抗議のやじ 演説中断(2023年4月12日)
フランスのマクロン大統領が訪問先のオランダで年金改革などに反対する人々から抗議のやじを受け、演説を中断する事態となりました。
観客の抗議の声：「我々は何かを失ったと思わないか。フランスの民主主義はどこにいった。どこでなくしたのか」
フランス、マクロン大統領：「時間を頂ければ質問に答えます」
観客の抗議の声：「フランス政府がまた社会や環境について話し合いを避けている間、デモ参加者は抗議をして戦っている」「誰もあなたの話は聞いていない。数百万人が街頭デモに出ている。気候変動枠組み条約が守られていない。そんな人がヨーロッパについて何を語れるんだ」
オランダを公式訪問中のマクロン大統領が11日、欧州の主権をテーマにした演説をしている最中に2階の席にいた参加者が突然、抗議の声を張り上げました。
客席には「暴力と偽善の大統領」と書かれた横断幕も掲げられ、聴衆が拍手をするなか、警備員が抗議した人々を会場内から追い出しました。
フランスでは年金の受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げることを柱とした改革案を巡り、マクロン大統領への批判が高まっています。
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