ぬいぐるみ専門“病院” 予約殺到で“10カ月待ち”人気 50年前のパンダも“治療”(2023年4月12日)

ぬいぐるみ専門“病院” 予約殺到で“10カ月待ち”人気 50年前のパンダも“治療”(2023年4月12日)

ぬいぐるみ専門“病院” 予約殺到で“10カ月待ち”人気 50年前のパンダも“治療”(2023年4月12日)

 近年は、大人の間でも欠かせない存在になっている「ぬいぐるみ」。その修復を専門に行う店が11日、ネットで取り上げられ、予約が殺到しました。なんと10カ月待ちだという人気の秘密に迫りました。

■人間さながら…細かく“カウンセリング”

 スカイツリーやお城をバックに決めポーズ。近年SNSでは、様々な場所でぬいぐるみを主役にした写真を投稿する「ぬい撮り」を楽しむ大人が増えています。

 こうしたなか、予約が殺到しているというのが、東京・神田にある「杜の都なつみクリニック」。いわゆる、ぬいぐるみ専門の病院です。

 スタッフ:「こちらが当院の患者さまたちです」

 汚れを落とす「お風呂エステ」。ふかふかの綿に交換する「オペ」などを経て、ぬいぐるみの“治療”を行っていきます。

 スタッフ:「パンダさん。10歳。男の子ですね。趣味・特技が木登り、友達のお世話」

 人間さながらの細かく書かれた問診票を元に、細かくカウンセリング。こうした客のイメージに沿ったサービスが好評で、予約は、来年の2月まで埋まっているといいます。

■人生を共に…50年前のパンダも“治療”

 11日、半年待ちでやってきた親子は…。

 スタッフ:「今のイメージを変えたくなければ、ひげなしのほうが」
 母(53):「そうだね、なしのほうがいいね」
 娘(26):「なくても」

 母親はパンダ、娘はネコのぬいぐるみを持ち込みました。

 母:「ランランカンカンが日本に来た時(1972年)に、すごくはやったと思うんですけど。その時に、母が買ってくれて。すごくうれしくて、その時の状況を今でも覚えている。そんな時からずっと一緒にいるので、つらい時とか、やっぱり心の支えになった」

 娘:「小さいころは親に叱られて、泣いてる時にこの子抱きしめて慰めてもらったりとか。色んな思い出があるので、家族の一人みたいな」

 人生を共に歩んできたぬいぐるみは、2人にとって“かけがえのないもの”になっていました。

 杜の都なつみクリニック・箱崎なつみ院長:「退院するわが子を迎えいれるかのように、本当に喜んでくださるんですね。大切なご家族様に寄り添える治療を目指しております」

(「グッド!モーニング」2023年4月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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