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これも調整不足? 電撃“くら替え”今井瑠々氏が当選 自民本命が落選する波乱(2023年4月11日)
保守分裂の奈良県知事選で、責任論が問われる高市大臣。本人が10日に口を開きました。その統一地方選では他にも波乱が。立憲から自民に電撃くら替えをした女性候補の躍進で、自民の本命候補が落選する事態も起きています。
■高市大臣「後半戦へ向け総括を」
自民党奈良県連会長としての責任が問われました。
自民党・高市早苗奈良県連会長:「自民党奈良県連が分裂したように報じられることについては、奈良県連の皆様からは耐え難いとお声をいただいております」
9日に投開票が行われた奈良県知事選では、これまで自民党が支援してきた荒井氏、新たに県連として推薦した平木氏が立候補。
党本部は推薦を見送り、ともに敗北する事態となりました。
自民党・森山裕選対委員長:「何とか良い調整をできないかなと思って微力を尽くしてきたところでありますけれども、結果として、そのことがなされることはありませんでした」
平木、荒井両氏の票を足せば、当選した山下氏の票を上回ります。
県連会長としての調整不足も指摘されていますが。
自民党・高市早苗奈良県連会長:「今、県連会長のお役を投げ出すということではなくて、後半戦終了後に自民党奈良県連として、統一地方選挙の総括をしっかりと行って、党勢の立て直しに向けた課題を検証いたします」
■電撃“くら替え” 今井瑠々氏が当選
統一地方選では他にも波乱がありました。岐阜県議選の多治見市選挙区です。これもまた「調整」の結果なのでしょうか。
自民党(岐阜県選出)・古屋圭司衆院議員:「(Q.具体的な調整はいつから?)去年からです。去年の秋口ぐらい」
当選した今井瑠々氏。そもそもは立憲民主党の候補として自民党・古屋議員と衆議院の議席を争った間柄です。しかし、今井氏は今年1月、立憲民主党ではなく自民党推薦での出馬を表明しました。
今井瑠々氏:「自民党推薦で立候補することを、ここにご報告させていただきます」
今井氏が推薦される一方、多治見市選挙区には自民党の公認候補もいました。
自民党(岐阜県選出)・古屋圭司衆院議員:「多治見の県議会議員選挙。自民党推薦の今井さん、そして公認候補の友江さんも来ています。はっきり言ってお互いライバル。選挙ですからね」
多治見市選挙区で当選するのは2人。そこに自民党系の候補が2人立つことになったのです。結果、1位当選は非自民の判治康信氏。2位は自民党推薦の今井氏。
本命だった自民党公認の友江氏は今井氏にわずか812票差で落選の憂き目に遭いました。
統一地方選、後半戦の投開票日は23日です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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