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医学部受験に変化の波~私立医大の授業料が値下げ 医学部受験をあきらめていた人たちの挑戦の後押しに
様々な学校が入学式を迎えるなか、将来の医師を目指す医大の学生たちにある変化が起きていました。未来の医療現場にも影響を与える“変化"とは?
5日きょう午後、関西医科大学で開かれた入学式では、医師を目指す新入生たちが目を輝かせて参加していました。
この大学では今年から学費を大幅に値下げ。6年間で670万円を減額したほか、入試で上位30人に入ると、さらに280万円が免除されます。
木梨達雄学長「費用の面で断念するような人があってはならない。多様な人材を医学部に取り入れるということが大事です」
いま全国的に私立医大の授業料の値下げが相次いでいて、関西では大阪医科薬科大学も6年間の授業料を300万円引き下げました。
新入生「このような大きな値下げというものは進学しやすいきっかけになったと思いますし、自分の中ではそれが大きかったかなと思います」
変化は学費の値下げだけではありません。東海大学の医学部では今年、受験者の幅を広げるために、これまで理系には必須と言われていた「数学Ⅲ」を試験範囲から外しました。
大学通信「私立大(医学部の受験生は)減っている。この5年くらいは増えた年もありますけれども減少基調といえば、減少基調」「「何もしなければ、18歳人口はどんどん減っていくわけで入試のハードルを下げるとか、学費のハードルを下げるとかはそういうなかでのテコ入れ、危機感の表れなのは間違いない」
一部の層だけが参加していた医学部受験に起きた変化。特に私立大学は顕著です。この変化がこれまで医学部をあきらめていた人たちの挑戦の後押しになっているんです
予備校「京都医塾」。偏差値40からの医学部合格を掲げる医学部受験の専門予備校です。徳谷詩さんは入塾時の偏差値が40台でしたが…。
徳谷さん「受験に合格したうれしい気持ちと支えてくれた家族、先生に感謝の気持ちを伝えたい」
こちらは「日本一手厚い予備校」をうたっていて、完全個室の自分専用の勉強部屋や、講師との1対1授業、さらに栄養士監修の食事の提供や整体師やカウンセラーの配置など至れり尽くせりです。ただし、年間の平均学費は550万円以上とかなり高額になっています。
京都医塾塾長「真剣に勉強して医師になりたい、そういう思いを持っている、でもうまくいかない、そういった生徒さんが多いです。ですので、京都医塾としては、そういった思い、覚悟がある生徒さんであれば、成績の如何によらず、全力で私たちができるサポートをして、その夢をかなえてあげたいと…」
この予備校には、地方出身者も多く地元で医師として働くことを夢見る学生もいます
(受験会場の前で)講師「頑張って」
厚生労働省は近い将来、都心部では医師が余ると予想しており、大学の医学部定員を減らすとしています。一方で、医師が不足している地方の大学では定員を増やす計画です。
将来の医療現場にも影響を与える受験事情の変化。今後、医師の数と医療の質をどう両立させていくかが課題と言えそうです。
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