トランプ前大統領、徹底抗戦の構えでNY着 あす出頭か 緊張高まる(2023年4月4日)
アメリカ大統領経験者として初めて起訴されたトランプ前大統領が、検察に出頭するためニューヨークに到着しました。滞在しているトランプタワー前から報告です。
（鈴木彩加記者報告）
トランプ氏がマンハッタンの中心部にあるトランプタワーに到着をしてから7時間近くが経とうとしていますが、いまだに周辺にはバリケードが張り巡らされるなどして厳戒態勢での警備続いています。
アメリカメディアによりますと、4日の昼ごろにこちらを出発して、トランプ氏は車で検察へと出頭する見通しとなっています。
トランプ氏は到着した際、沿道に向かって手を振りながら、言葉を発することなく、建物へと入っていきました。
不倫相手への口止め料支払いを巡る疑惑などで、先月30日に起訴されたとみられていますが、あす行われる罪状認否の際に起訴内容の詳細が明らかになるとみられています。アメリカメディアはこの罪状のなかに重罪も含まれるようだと伝えています。
一方のトランプ氏は、きょうこれまでに自身のSNSを20回以上更新していて、捜査を主導してきた検事を痛烈に批判するなど徹底抗戦の構えです。そのため罪状認否の際にも無罪を主張するものとみられています。
トランプ氏が出頭する直前には裁判所の周りで支持者による抗議活動が予定されています。そのため反トランプ派との衝突が懸念されていますが、そうした状況を受けてニューヨーク市長は会見を開きました。
「どんな暴力行為も許さない」「それが誰であろうと行為を見付けたら逮捕する」と強く警告していて、トランプ氏が滞在しているこのマンハッタンでの緊張感は一層高まっています。
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