【北朝鮮】新型ミサイルか 軍事ジャーナリスト「近い将来に発射も」
北朝鮮の軍事パレードの様子が放送され、金正恩総書記の娘とみられる少女の映像が初公開されました。新型とみられるミサイルも登場。軍事ジャーナリストによると準備段階での発見・破壊がより難しく、近い将来に発射される可能性が高いといいます。
■娘のジュエ氏か…金正恩と手つなぎ
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビで日本時間9日夜、軍事パレードの様子が放送されました。朝鮮人民軍の創建75年に合わせて8日夜、平壌で行われました。
金正恩総書記は黒い服と黒い帽子姿で現れました。金総書記と手をつないでレッドカーペットを歩く少女も映され、第2子である娘のジュエ氏とみられます。
■頬なでる様子も…映像初公開の狙いは
「敬愛する金正恩同志は『愛するお子様』とともに、軍隊や祝賀の代表らが待ちわびる主席壇に向かわれました」とアナウンスが流れました。公開された映像のなかには、ジュエ氏とみられる少女が金総書記の頬をなでる様子も収められていました。
これまで写真は公開されていましたが、映像が表に出たのは初めてです。一族に軍が忠誠を尽くしていることをアピールする狙いがあるとみられます。
■パレード最後に…注目の大型ミサイル
パレードでは、ICBM(大陸間弾道ミサイル)や、戦術核の運用部隊などが公開されました。そのなかで軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんが「このミサイルが新型になります」と注目したのは、パレードの最後で登場した迷彩柄の大型ミサイルです。
映像のアナウンスでは「世界最強の絶対兵器はただ、あなたの命令のみに従います」と紹介され、金総書記も満足して喜ぶような表情を浮かべていました。
■従来の「液体型」と新しい「固体型」
韓国メディアは、これが「固体燃料型」の新型ICBMであるとの見方を伝えています。北朝鮮が「世界最強」と主張する理由はどこにあるのでしょうか。
黒井さんは「固体燃料型は最初から燃料が入っています。出して、立てればすぐ撃てるので、即応能力がはるかに高い」と指摘します。
従来の液体燃料型は燃料を入れるのに数十分かかり、その間に発射の兆候が察知されやすいものでした。それに対し、固体燃料型はあらかじめ燃料を入れられ、すぐに発射できるため察知されにくいといいます。
「これは明らかにアメリカの国土へ撃つ(ことを想定しています)。液体ミサイルでもアメリカには届くものの、準備段階で発見・破壊がより難しくなるという意味では、厄介なミサイルと言っていいと思います。近い将来にこれを撃ってくる可能性が高いと思います」
(2022年2月9日放送「news zero」より)
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