自転車のヘルメット着用 1日から全員「努力義務」で品薄状態も|TBS NEWS DIG
きょうから自転車に乗る全ての人を対象に、ヘルメットの着用が努力義務になりました。ヘルメットを取り扱う店舗では、すでに品薄状態となっているところも。街で取材しました。
上村彩子キャスター
「きょうは天気もよく、自転車で出かけてる方も多いんですが、まだヘルメットを着けている方は少ないような印象です」
これまで道路交通法では13歳未満の子どもが自転車に乗る場合、ヘルメットを着用させることを「保護者の努力義務」としていました。これが法改正により、きょうから自転車に乗る全ての人の着用が努力義務となります。
街で聞いてみると…
自転車の利用者
「持っているんですけど、着けていなくて。子ども用のはあるんですけど、私のはない。(Q.お子さんと出かけると荷物になりますか)そうですね」
「83歳になるから。ひっくり返ったら怖い。(Q.〈ヘルメット着用の〉わずらわしさは?)ある。暑いし、うっとうしい」
「“努力”だから着けたい人は着けた方がいいと思うし、今さらみたいなところもある」
“努力義務”のため、取り締まりや罰則の対象にはなりませんが、着用を促すために、こんな取り組みを行う自治体も。
上村彩子キャスター
「足立区のサイクルショップにやって来ました。足立区ではヘルメット購入の際に、2000円の補助が出るようになっています」
東京・足立区は、区民が安全基準を満たしたヘルメットを購入する場合に2000円を補助するとしていて、区内の自転車販売店では先月から、問い合わせが急増しているといいます。
サイクルショップすがぬま 竹の塚店 椛澤誠司 副店長
「大人用のヘルメットへの問い合わせが非常に多くて、対応に追われています。注文の数が非常に多くて、生産の方がなかなか追いつかない状況」
都内の広場では、ヘルメットの着用体験ができるイベントが行われました。
上村彩子キャスター
「ぱっと見てヘルメットと分からないような、オシャレなヘルメットも置かれています。ちゃんと中はヘルメットになっていて、叩くとコツコツ音がしますね」
帽子型など、デザインにこだわった商品も展示され、警察官たちがヘルメットの重要性を呼びかけていました。
警察のまとめでは、自転車の事故で死亡した人のうち、およそ6割が頭に致命傷を負っていて、ヘルメットを着けていなかった人の致死率は、着けていた人の2倍以上だったことがわかっています。
警視庁大崎警察署 池副竜之信 交通課長
「ヘルメットを被っていれば、救われた命も少なくなかったのかなと思っています。(Q.どうなれば習慣化する?)相手のことを思って、ハンドルを握る方も、運転されない方も、やっぱり相手を思いやるということが 一番大切ではないかと思います」
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