MLB開幕「イエス!オオタニ」韓国、チェコにタンザニア…世界中で大谷旋風(2023年3月31日)
メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、シーズン開幕戦のアスレチックス戦に3番投手で先発出場しました。
日本で心待ちにしていた人たちがいます。160キロを超える球を投げ込み、三振を重ねる姿に釘付けとなっていたのは大谷選手の地元・岩手県奥州市です。美容院の営業中にもかかわらず、客だけではなく、美容師も試合から目が離せません。
Seems hair&spa・菅野広宣オーナー:「次の登板で勝てるといいですね」
大谷旋風は海を渡り、“永遠のライバル”といわれ続けてきた韓国でも。韓国の田舎にある高校では、休み時間に先生と生徒が一緒になって、大谷選手へ声援を送ります。仕事中にこっそりと、スマホで中継を観る人もいました。社長も31日だけは、不問にしたといいます。大谷選手に熱い視線を向ける大学生は、まるでアイドルに声援を送っているようです。
大谷ファンが集うグループを立ち上げた女性(18)がいます。
大谷ファンクラブ“孤独な大谷”代表:「昼休みや休憩時間に野球をする同級生が増えました。(Q.それはWBCの影響か)はい。正直、韓国チームの影響ではなさそう。日本(大谷選手)の試合を見て、興味がわいたんじゃないですかね。大谷選手が道端でゴミを拾い、ポケットに入れることを自分に幸運となって訪れるという理由でやっていると聞き、その人柄に、より惹かれました」
また、“野球不毛の地”と呼ばれていた遠く離れた国でも、子どもたちが画面にかじりついていました。アフリカでは、近年、各国の高校生が集まり大会が開かれるほど野球が盛り上がっています。実は、日本の団体が「野球を通じた人づくり」を目指し、普及活動を行ってきました。
そして、その球児たちの憧れは、やはり大谷選手です。タンザニアの高校生たちは、メジャーリーグの中継を簡単に観ることはできません。それでもSNSに上がる大谷選手のプレーを欠かさずにチェックしています。生まれ育った国を離れ、野球の本場アメリカで活躍するその姿に、将来の自分の姿を重ねています。
高校生:「大谷選手はみんな知っている。学校では彼の話題で持ち切りだ。みんな大谷選手に感動している。投打のフォームが最高」
野球人口わずか7000人の国にも影響を与えつつあります。WBCで対戦し、その紳士的なプレーが記憶に残るチェコです。開幕戦は、現地時間午前4時に始まりました。大谷選手の姿を見るために早起きした女性がいます。子どもたちに野球を教えているペトラさん(43)。WBCで対戦した大谷選手に魅了されたといいます。
ペトラ・リプコヴァーさん:「大谷選手は最高の投手で、日本代表のゲーム態度も素晴らしく、集中力が高くて、観て楽しい」
WBC以降、野球をやりたいという子どもが増えたそうです。ペトラさんが、伝えたいのは大谷選手の技術だけではありません。
ペトラ・リプコヴァーさん:「子どもたちは大谷選手に憧れ、彼のピッチングをお手本に指導しています。子どもたちにお互いを尊敬し合う大切さを教えています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く